三津から移動、今治港で釣り

いよいよ三津を離れる日。


大阪から愛媛に移住した友人の濱田くん達が迎えに来てくれて
サトコと一緒にお好み焼きへ。
この小さな漁港の町に80軒もお好み焼き屋があるという。
おばちゃんの家に上がり込んで食べるスタイル、見た目は広島のものに近い。
肉なし卵とそばで、とても美味しい。
禁酒禁煙、というのが笑いを誘う。漁師町、だもんね。
三津、楽しかった、すぐ近くの松山市街には全く足を向けなかったほどだ。
釣りも良かった。また来たい。サトコありがとう。

一路車で濱田くん達の住む西条へ。
会えてなかったあいだの積もる話で車内は盛り上がる。
大阪から彼がいなくなって、数少ない友人がいなくなって寂しい思いをした。
それを取り戻すかのように、話す。
今宵はぜひ釣り初体験の彼らと夜釣りがしたい。
西条の釣具店に聴きこみするもあまり良い話はない。
車で今治まで戻り今治港へ。
ぜひ釣ってもらいたいが、夜釣りは危険なので安全性が第一。
駐車場から近く、比較的明るい漁港の防波堤をブラクリ仕掛けを渡して探ってもらう。
ラクリならトラブルは少ないし、ヘチを探れば何かかならずいるものだ。


これがなかなかあたりがない。
東京大阪と違って水深はたっぷりあるし水もよく、釣れないわけがないのだが…。
だいぶたって突然濱田くんが走りこんできた。
糸の先には良型の魚がぶらり。
照らして針を外すと、アコウ(キジハタ)だ!
いきなりすごいものを釣ったものだ。彼はその後すぐに大きなカサゴも釣った。
教えて僕が釣れないのは非常に切ないが、釣ってくれて嬉しいが、辛い…。
さあそろそろ帰ろうかと片付けをする間際に強い引きが、これは
穴子だ!落とし込みヘチで釣れるものなのだなあ、ちょっと驚き。
しかしこれで一安心。
根魚たちは活け〆して、穴子はどうせ生命力強いのでそのまま袋に入れて持ち帰る。


彼らの家で早速仕込んで、根魚アクアパッツァ穴子の煮付けを肴に酒を飲む。
西条は水が良い所で、良い蔵もある。
楽しい宴会だった。
久々に、少しだけ長めに眠ることが出来た。