Eric Thielemans/齋藤徹/高岡大祐@吉祥寺FOXHOLE

Eric Thielemans(per)高岡大祐tuba 齋藤徹contrabass
ツアー初日は斎藤徹さんをおまねきして。
エリックは来日直前まで楽器をどうするか決めかねていた。
どうもドラムセットは演奏したくないようだった。
2日前位にやっと決まった、と言ってきたセットはなんとバスドラムと自転車の車輪ということだった。

徹さんは欧州での経験が豊かでエリックとは色々と話しがあったようだ。
お客さんの入りはなかなかのもの。
非常にリラックスしながら緊張感に満ちた、というとなんか変だけど。
エリックと徹さんの速度が上がった瞬間の音の感じがメチャクチャやばい、
もしかしてとんでもない組み合わせの中に自分を入れ込んでしまったのではないか、
と一瞬不安がよぎるが気にしてられない。
というか、その分自分は違う速度と音色でたくさん歌わせてもらった(tubaで)
特に打楽器とコントラバスとで、僕はやらなくてはいけないことがない。
(低音はそこにあるし、リズムもそこにある、だから、ってわけだけじゃないけど)
素晴らしい演奏だった、と思う。
よく来てくれているお客さんが「非常に高い期待をさらにはるかに上回る演奏だった」と言ってくださった。
演奏後、エリックの音源はアナログLPを中心に飛ぶように売れていく。
これは前にもあった現象だ。
演奏中の興奮したマスターによる口笛も楽しいライブ。
良い皮切りだった。