ベリーダンスレビュー『ロマチカ ロマネスク』 @京橋ベロニカ

daysuke2008-04-29

YUMA アルカマラーニフィルガルビ  古川真帆(ヴォーカル)
瀬戸信行cl登敬三ts藤沢祥衣(アコーディオン)高岡大祐tuba永田充per


昨年11月に京都で行われた公演の再演@大阪。
場所であるベロニカははじめて。
衣装や荷物を担いで家から自転車で行くことにした。
なぜなら前回の京都公演、終電なんてあっという間になくなり始発まで3次会4次会の大宴会。
今回それならと、頑張ってチャリ移動。
スーツを持ち運ぶ入れ物がないのでマウンテンバイクの後ろに段ボール箱をくくりつけ
tuba背たろうてチャリ漕ぎ。
市内の移動は大体チャリだが、tubaを背負っていると物凄く辛い。
ずっと急な坂道を登り続けているのと同じ位きつい。
後輪タイヤの減りも異常に早いしチャリもがたつく。


鶴橋から京橋に向かう道はどうもおかしなことになっていて途中で直線道路がなくなる。
迂回が悔しいのでチャリを持ち上げて歩道橋を徒歩で渡った。
tuba担いでチャリを担ぎ上げて歩道橋、後で考えると相当アホ。


この日は晴天、汗びしょの息切らせてなんとか到着。
ベロニカ、噂に聞いていたけど凄いつくり、鏡張りでキラキラ。
トイレに行くと壁に激突しそうになる、エントランスは隠し扉が暖炉ごと動くという
とんでもない場所だ。
感じは今時のクラブスタイルミックスしたキャバレー(行ったことないけど)。


リハーサルは結構ハード。
京都の舞台よりも狭く、10数名のダンサーが一同乗るにはなかなかきつい。
楽隊もサックスクラは上手へリズム隊は下手に分かれてしまった。
本番同様の通し稽古、照明もかなり熱くてクラクラ。
  


休憩時間に楽隊は食事に出かける。
京橋はええとこだっせ、の京橋(大阪限定地方CMで有名)である、
一杯引っ掛けに行こうと思うがいい感じのお店が多くてかなり迷う。
すし屋が多いので期待して回転寿司屋に入るもあんまり振るわず。
2軒目に安居酒屋で仕切りなおし、安くてうまい。
昔からの盛り場の雰囲気は大好きだ。


ほろっといい感じになって会場に戻る。
飲食中心のテーブル席に満員のお客さん。
けっこう前にソールドアウトだったらしい。
ベリーダンスは近年非常に人気がある。
お客さんはほとんど女性、というのも象徴的。


着替えの〆も済まして年に何回あるかないかのスーツ姿。
そういえばこないだも着たっけ。
ネクタイ締めて楽器吹くのは苦手だ。


基本的に昨年のショーと同じ内容。
今回楽隊では都丸君が都合が着かなかったために代打でフレイレフジャンボリーの藤沢さんが参加。
楽隊が独立してロマチカオーケスターとして何度もライブをしているので大体覚えているという事で
僕は譜面を見ないで演奏することにした。
こちらのほうが内容は良くなるに決まってる。


目の前を多数の半裸の女性が躍りくるっているわけで
最初はおおおお、とかなるのであるが、演奏も真剣にやっていると
そういうことはほとんど気にならなくなっていくもの。
ダンサーの熱気と照明、楽隊の熱演でステージはとんでもない暑さである。


今回大きく違うのは二点で、リーダーのユマさんのソロダンスコーナーに新曲追加。
これが踊るために録音が編集されているのが丸分かりの難曲で
脈絡も予兆もなくテンポが5回も変化する。
もともとエレキ楽器でやっていたものをアコースティックに直すのでノリも難しい。
なんとかかんとか必死でやっつける。
それともうひとつは後半の見せ場、ダンサーと演奏者の一騎打ちコーナー、
前回は演奏者5人にダンサー5人だったが今回はダンサーが6人。
演奏者一人だけ2回出場ということになった。
この楽隊は全員負けず嫌いの芸達者で、一回だけのソロ演奏でもかなり気合が必要なのだ。
その2回出場に選ばれたのがなんと僕。
嬉しくも大変なことに。
全員が凄まじい一球入魂でソロをやっていくなかで2番目と5番目ソロ。
バリエーションもつけないといけないので、これがどえらいこと。
元から汗びしょのところにさらに汗。
マイクから離れて踊りまくりながら吹きまくり。
頭も体も全てハード。


これが終わるとあとは気も体も楽。
大団円全員出場で大喝采の幕。
早速着替えて一安心。
別に店で飲むこともないので一足先に打ち上げ会場へ。
30人入って野郎はたったの4人だ、やっほい。
単純に女子多数の打ち上げは華やかで良いです。



前回と予想に反して終電で全員帰ってしまい結局残ったのは自転車で来た瀬戸さんと僕だけ。
こんなんいつもの面子やないの。がくーん。

という気持ちを込めて中学生のようにチャリでえっちらおっちら帰宅するのもなかなか楽しいものでした。