正月二日目、クルワサンはシャルロワへ

昼遅くに起きてごそごそ。日本へ挨拶など。

夕方から飯を仕込む、鶏まるごとの腹の中に砕いた干し椎茸、にんにく、ローズマリーなどを詰めて
洗って水を含ませたタイ米でくるんでル・クルーゼの鍋に入れて弱火でコトコト。
やったことはないが実験料理だ。

今晩から数日留守にするのと借りていた部屋の家人が帰ってくるので片付け掃除引越し。
引越し先はこの家の屋根裏部屋のような場所でこのアパルトマンの住人たちの共用階にある一室。
ベッドもあってなんだか子ども部屋みたい。
 

まだ暖房がないのだけど帰ってきてから調達する予定。
 
家人のルラとアンジェル。


鶏の蒸し物は火の通りが甘いところもあったけどまずまずうまくいった。
米が膨らみすぎ。中のしいたけが無茶苦茶美味しい。

今晩からシャルロワにあるグレッグの実家に泊まり込んでクルワサンのレコーディング。
いろいろあってグレッグの家に集合して出発。少し遅れた。

積み込みをしていると雪が降り始めた。綺麗だがシャルロワは田舎で寒そうだ。
今回手伝ってくれるエンジニアのフィリップたちはもうすでに現地についているとのこと。
シャルロワまで車で45分。僕は1年とちょっとぶり、前回はモロッコにいく直前に泊まったっけ。


ついたらやっぱり雪。かなり寒い中積み下ろし。フィリップと明日までの助手ミカエルがいた。
積卸して家の中を探索。しかし録音会場である劇場中心。とにかく広いのだ。
グレッグがあちこち案内してくれるがなかなか開かないドアがある。
信じられない数の鍵があって、ドア全部に違う鍵が掛かっている。

面倒なんだがそのすべてを覚えているグレッグのパパはとんでもない。
とにかくこの屋敷は破格だ。こんなでかくて凄い手作りの家は知らない。
千人は収容出来るんじゃないの?
 
 
 
 
家探ししているとお父さんの書いた小説や作詞作曲演奏もしたレコードとか作品も多数、
グレッグの若き頃の思い出もちらほら。
 
 

居住空間に戻って寝室の確保。
僕はひとり部屋をもらったがあいにく暖房がない。まあ狭いし大丈夫だろう。
グレッグたちはここからネットで日本行きのチケットを購入。
アリタリアだけは絶対嫌だ!と欧州人は声を揃える。盗難が多いらしい。
僕は途中で就寝、2時半くらいか。これが恐ろしく寒いが眠る。