ランチパーティー/ライブ鑑賞/パーティー

daysuke2007-10-26

朝10時にスーパーに向かい買出し。
お昼にランチに数人をご招待した。
帰ったら仕込み、ほとんど野菜を刻んでいる時間。
久々に買った鶏まる一羽、塩コショウを摺りこんで
空っぽの体内に香味野菜やハーブなどをパンパンに詰め込んでいく。


大量の玉葱軽く炒めてセロリと蕪を敷いて
キャベツの千切りをちょっと敷いたら仕込んだ鶏と豚バラを並べる。
さらにキャベツをかぶせるように敷きつめてマッシュルームやカリフラワーなんかも。
最後にハート型のジャガイモをふたつ上に乗っけて極弱火でとろとろ蒸し煮。
白黴サラミとニンニクをオリーブオイルで炒めたところにバルサミコと醤油なんか加えて
これはサラダのドレッシングにした。


煮込むこと3時間、4階建ての大きな家中にキャベツがとろけていく甘い香りが充満する。
ベルギータイムでゆっくりやってきたみんなを迎えて。
マルタンは大量のビールを抱えて、ミクさんは自家製のティラミスを。
鶏を解体すると腹の中から大量の野菜がクス玉のようにこぼれる。
野菜の味を肉が吸い、肉の味を野菜が吸い込んで。
我ながらうまい、うまい。


エリックは僕が作る煮込み料理をいつも
「これがいま僕に足りなかったもの」といいながら食べてくれる。
野菜嫌いのティエリはまたしても食べてくれた。
(最後はやっぱりジャガイモに大量のバターを塗り込んで食べてたけど)


数人急遽来れなくなったのは残念だったけど良い会でした。
こちらではランチやディナーに誘い合うのは日常的なことで
僕も散々誘われてきた。
「ご飯食べに来ない?」っていう誘い、いい感じなんだよなあ。
ご飯食べようとすると知らない通りすがりの人からも
「ボナペティ!」(召し上がれ)と声がかかる。
いただきますとごちそうさまは無いんだけど、これもいい。


+++++++++

で、昨日は夜の彷徨。
ここのところ最低気温が2度とか1度とかになってきたブリュッセル(BXL)。
前に3ユーロでめっけものしたレザーパンツをはじめてはいて歩く。
レザーパンツ病み付きになんで、とデグルチーニは言ってたけど確かにこれはいい。
肌に吸い付くような滑らかな黒のヌバック、ドイツ製。

ライブを見に行く予定がちょいと時間が余っている。
中心街を散歩していっぱい引っ掛けるカフェを探す。
以前練り歩き演奏していたら全員に奢ってくれた店発見、
しかしわいわいと話しかけられる気分ではないので挨拶だけで通り過ぎ
とある有名ブラッセリーはたくさんの人だかりで静かに飲める雰囲気ではない。
そういえば金曜の夜だ、ブリュッセルは大宴会の日。

結局スーパーに立ち寄ってビールをかって路上にて人間観察。
日本勢の多くが帰ってしまったあとに何故かウェストマルが飲みたくなる。
先に帰った皆が渇望している声を聞くからか。
重いトラピストビールが胃に染みる。

赤い箱を頭から被っているカップルが道を聞いている。

それを普通に受け答えする地元の人。
カフェの前に牛の剥製をドカーンと置いている。

アジアンナイトのクラブポスターはアユか。
 

+++++++++

ライブ鑑賞はtrio grande.

ゲストにマチュー・バーンp。
トリオグランのtubaミッシェルマソーが目当て。

ベルギーに来て演奏すると「マソーにあったか?」と必ず聞かれる。
欧州売れっ子2大tuba吹きのひとり。
クラリネット・リード類とドラム、それにピアノtuba。
年季の入った凄腕ベテランたちの美しい共演を楽しむ。

しかしいいよなあ、欧州売れっ子バンドのライブ、ジャズってくくりで
お客さんは老若関係なく沢山来てるしチャージは6ユーロ。
これでも若い人には少し高い目か。900円くらいかな。
それでみんながっつり楽しんで一緒に歌って笑って大騒ぎ。

終演後にマソー氏に挨拶。
7年前にメールスジャズフェスでレヴェデエレファントというバンドで見て以来。
そういえば思い出した、この人めっぽう英語苦手そうだった。
気の良いおじさま、どことなく雰囲気が関島さんに似ている紳士。

+++++++++

この後は誘われていたパ−ティー
まったくブリュッセルっ子たちは毎日毎日パーティーパーティー。
やると家がとんでもなく荒れるんだけどそれでもやる。
今日は自宅にミュージシャン呼び込んでアフロビートライブ、の予定が
急遽バンドメンバーの半分が移動してしまったためにライブはお流れ。
日本から来た、というとナイジェリアから来たギタリストがCDをくれた。
フェラクティに捧ぐ、あ、こんど来ベルするseun kutiのメンバーか。

フェラクティファミリーの人でした。
あー、kutiファミリーの自宅ライブ、見たかった。


ここからミュージシャンたちによる大DJ大会。
もう家でめちゃくちゃするよなあ、という夜。
ライブハウスでも苦情来るぞ、って音量で鳴らして踊りまくる皆。
朝から動き詰めだったので早々に眠気が来て(3時半くらい)楽器部屋に行ってその辺に寝転ぶ。
こういうときも革パンは便利で柔らかくて暖かい。寒さ知らずだ。
家主の一人であるパクヤンが毛布を持って来てくれた。
かわいいこの子の顔がぼやけてきて就寝。