ブルクハルトのワークショップ、初釣り、ウェルカム飲み会

午前中は一人でダレン邸。
昼前にラサールへ向かい小腹納めにフードコートにて、
シンガポール一人飯はフードコート。アジア料理がずらり。
日本にはあまりない好物の中華魚すり身麺を食べる。
美味い!が辛い!

オフィスから見下ろすと非常にオープンな場所にガムランが見える。
バリもジャワもあって、通りすがりに誰でも触れる。
これ、素晴らしいなあ。


昼からブルクハルトベニスの図形楽譜ワークショップに参加。
若い生徒たちの間に入って、新鮮な気持ち。
ブルクハルトの楽譜は非常にシンプルでかつ可能性を感じるもの。
生徒たちの演奏はシャイで、なぜか皆ポップなマテリアルを多用したがるので、
ちょっとこそばゆい感じのアンサンブルになる。
というわけで乱入おじさんである僕は、おかしなことをしてかき回してみた。
この楽譜、日本でも演奏したい。
さっき食ったばかりだったけど誘われて昼飯へ。

今度は向かいのタイ系中華店で、
フィッシュスープ麺を。
ダブルフィッシュにしてしゃぶしゃぶした魚と揚げた魚、パイタン系のスープにフライド麺。
これもうまいなあ。
シンガポールは物価高いけどこの手の軽食は手軽でいい。
6時の待ち合わせまで自由時間なので、出かけよう、
と思った途端に大雨。

さすが南国だ。
降り止まないけど、カッパ着て出かける。
まあまあずぶ濡れだ。
スルタンモスクの近くに釣具屋が集中しているのを調べて、
うろうろしながら探すとそこらじゅうにあった。
どこもピカピカで、主に船からの大物ルアー釣り用品が。
うーむ。
一軒だけ中華系のお店でチヌ針や海タナゴ針があってホッとする。
どこにいっても日本製釣具が一番だ。
雨でボロボロになった地図を見ると海につながる河口がそこそこ近い。
行ってみよう。


雨の中を歩くと到着したが、
見える範囲は浅瀬であまり
釣り向きではないし、
船着場は釣り禁止とある。
がっくりしながら川沿いを散歩すると橋の下で釣り人発見。
ちょっと様子見して離れたところで僕も竿を出す。
向こうから話しかけてきた。
こちらのタックルや仕掛けが気になるらしい
パワーイソメで羨ましがられる。
日本から来たんだと自己紹介。
向こうは船で使うようなごっつい竿によれよれの糸、玉浮きに道糸そのままな感じで2本の針。
餌はミミズだ。
釣れた?と聞くと誇らしげに3匹!と。
見せてもらうと自家製のストリンガーの先には小ぶりなブラックバスのようで
縞のある見たことのない魚が。
アラビック、といっている。
これで俄然気合が入る。
できたらオモリを分けてくれないか、と言われ快諾。
オモリが小さすぎて飛距離がないのだろう。
それにしてもこのデタラメでへんてこなしかけは、
子供の頃に僕が思いつきで作っていたものによく似ている。
水面にはライズが頻繁に、フライなら一発だろうなあ。
パワーイソメは汽水域ではイマイチ効力を発揮しない気がする。
あちらさんも釣れてない。
様子見だったので時間切れ。
よく来るのかい?ときくとそうだと。
また会おう。
写真を撮らせてもらった。
釣友ができた気持ち。

急ぎ足でラサールに戻り、
ブルクハルトとダレンと食事
またかあ。
なんか飯ばっかり食ってる気がする。
今度はタイレストラン、フードコートよりは上。
味はちょっとだけソフトにしてある感じで、なかなか美味しい。
しかしここが一番安いビールだそうだがシンハーが5ドルもする。
やっぱり酒高いよ。
そして彼らはガブガブ飲むで途中でギブアップ。
僕はそれほどビールのみではない。
ダレンの同僚のジョージとその家族も合流、奥さんのニキータはブラジル人でメルボルン在住。
話弾むけど、やっぱり自分の英語力には限界があるなあ。
そんなに得意ではありません。
支払いで、まあ日本と変わらない値段。
これが続くと僕は破産する。
外食をする習慣がないのだ。
としまるさんがのみに来るということでダレンの家で合流とのこと、
家飲み用のあれこれを買いに中華スーパーに立ち寄る。

!!!!!!!
楽しい!
やっぱり僕はこれだ。
料理して良いと言われ狂喜して食材あさり。
肉は高いが野菜は結構安い。
台所は近いやすくて道具も補助食材もバッチリだ。
としまるさんは到着するなりハラヘッタ!とのこと。


インプロクッキングは、エビとマッシュルームのコリアンダー炒め、オクラとエノキのローズマリーオムレツ、ムール貝とニンニクの蕾とトマトの紹興酒蒸。
ああ楽しい!
結構好評だけどどんだけ料理するんだ、と少し引かれている様子。
料理好きは変なことらしい。
そういえばシンガポーリアンは仕事命で料理はあまりしないと聞く。
ダレンの奥様マホさんやとしまるさんの友人も合流して大いに盛り上がる。
さって何作ろう、と思った矢先にガスが止まる。
なんでや?プロパンが切れたらしい。
こりゃいかん、がそんなことで料理しないなんて俺じゃない。
ポットでお湯を沸かしショートパスタを入れて、自分のパーカーで包んで保温調理。
その間に電子レンジでトマトとニンニクと唐辛子のアーリオオーリオペーストを仕込んでおく。
火の通りやすい野菜とキノコ類を刻んで混ぜて、
茹で上がったパスタに(柔らかくなりすぎた。。。)
色々と先ほどのムール貝の蒸しもの
混ぜて再びレンジへ。
これでなんとかなった。
美味しいと言ってくれたけど、さすがに呆れられた。
自分は料理病です。
飲むと特に作りたくなる。
気がつくと人は一人減り二人減り、最後は僕だけになった。
もはやこれまで。

片付けはそこそこにベッドへ倒れる。
確かに俺、なにやってんだ?
翌日つまり今日から。いよいよフェスが始まります。