移動日。

朝起きて朝食の仕込み。
ドライトマトと干し椎茸を戻して買っておいたアボカド、刻みタマネギ、塩、魚醤で混ぜてペーストを作る。
乾物の戻し汁でニンニクと玉ねぎを茹でて、そこにスルメイカ、なめこをいれ、オリーブオイルと塩で軽く味付け。
買っておいた胚芽パンをトーストしてペーストを塗り、スープを頂く。
なめこは袋からあけるだけで素晴らしい香り、熱を通すと美しい黄金色は褪せるがとてつもなく美味しい。
食後はベーコンをトーストしてペーストとカイワレでサンドイッチを作って弁当の仕込み。


今回は富山で殆ど外食することがなかった。料理セットを持ってきて幸運だった。お金の問題ではない、美食に溺れて嫌なことを忘れたりしなくてすんだ。
後は結構掃除が大変、普通のホテルのテーブルとユニットバスで料理してたので。できるかぎりすっきり。
パッキングしてチェックアウト。もうここに来ることも当分無いだろう。
バイバイして車で山の方面へ、途中で昼飯で回転すしへ。寿司かよ、もういいよ。
日曜の昼時で少し待ってテーブル席へ。僕は3皿だけ、イワシとナマコと筋子だけ。
どう美味しいでしょう、と言われても、サムさんは、うん、まあまあね。あはは、舌が奢ってるよ、かなりいい部類ではあるけどね。
そしてまた車へ、雪山を岐阜、長野と抜けるコース。

二人の音楽の趣味で色々聞いたが、間違いない、僕は一枚も持っていないCDズ。ほとほといわゆる有名なものを聴いていないことを知る。

中央道諏訪湖SAで雪の中外で食べたサンドイッチが美味い！寿司よりいいよ、正直。
そういえば打ち上げで「これから一生、どこかの料理しか食べられないなら、どれがいい？」と聞かれて「自炊！」と叫んでドン引きされたが、
しかたがない、そうなんだから。
好きなんだよ、そしてそれは音楽にも通じる。自分よりも上手い人はゴマンといるが、それでも自分でやりたいのだ。
車は八王子付近で渋滞、橋本で二人は降りてお疲れ様。
色々考えた旅だったよ。俺は俺でいこう。