Samm Bennett(vo,per,etc)高岡大祐tuba 沼直也ds

気を取り直して本日。集合が遅いのでゆったり過ごす。
昨夜作っておいた飯、ちょっと塩辛い。怒りの味付けか。
それでも自炊できるのが嬉しい。匂いが篭らないように窓開けっ放し。
あとでサムさんに聞いたら同じフロアはやたらに良い匂いが充満していたらしい。すんません。
夕方に集合してもっきりやへ。久しぶりだ。
元気そうなマスター平賀さんに挨拶。
セッティングもサウンドチェックも良好。いい感じですぐ終わる。
ここで一人で街に飛び出すことにする。一人がいい。
夕食はあそこ、と決めている、宇宙軒食堂。
なんてことない大衆食堂なのだが、随分前に一人で歩いていて偶然見つけてそれ以来好きな店。
看板メニューの豚バラ(とんばら)定食。大きな鉄板で豚バラの薄切り肉を焼いて特製ソースを漬けて食べる。それだけだがそれだけでいい。
金沢でしょ、魚は?カニは?というのが、ほとほと嫌になってきている。
旅のミュージシャンたちがほうぼうで名物の食い漁りをして「これを食うために来た」とかいってるのにウンザリする。
違うでしょ〜、演奏しにきたでしょ〜。
別にその人達が手抜きしてるとかはない、しかしなにか嫌なんだよなあ。
ストイックになるわけではない、でもそんなことで忘れたくないことがある。
とくに今回は。
周りの客は何故かホストたちとか普通のおっさんとかで、店の人の感じもいい。地元の人が普通に来る店がいい。
誰も料理の写真を撮りまくってない店で飯が食いたいんじゃ、俺は!!!!!
普通に美味しかった。ごちそうさま。
後は周りを散歩。歩くとそこらじゅうは何故か凄いミニスカートの若い女性とか頭に龍がついてるみたいなホストが多い。
それらを見物して帰り道でスーパーにより売れ残りの刺身などを購入。
会場に戻るとギリギリにもかかわらず客席は寂しい。どういうこっちゃ。
確か北陸の人達は来るのが少し遅かったような気が。で、はじめる。
昨日はサムさんも僕も演奏する気が失せていたのでPAは出さず生音であれは全く我らのバンドサウンドではなかったが、
今日はちゃんとしたバンドセット。サムさんの新兵器インドの名前わからない弦太鼓とか青いディドゥリボウやエレクトリックトーキングドラムが炸裂。


このお店は天井が低くおまけに木張りなのでベルが上を向いているtubaは非常に音が良い。PA出しを控えても気持ちよく演奏できる。
2部とも終了。
終了した途端に、何故か団体客が相次いでやってくる。どういうこと?
ああ、音楽なんて聴きたくなかったのだな、きっと。
悪いことしたね、ほんと。
しかし終わったら即打ち上げ宴会を一緒に楽しみたかったマスター平賀さんはちょっといい迷惑顔、これまたフードのオーダーが多くて大変そう。
僕らは片付けで、宴会の席を設けてもらって特製の鍋や差し入れのますのすしなどが広げられた場所につくのも少し遅れる。
でさ、ここでまたアホなことにあったんだけど、僕は早めに片付けが終わって、二人を待っていた。小物の多いサムさんが一番遅い。

打ち上げにはライブに来られたお客様もそのまま参加を、という感じだったのだが、
なんで主賓であるミュージシャンが来る前に並べられた食い物に勝手に手を出せるの?お前どんな教育受けてきたんだよ、このスカタン野郎が
というのがいて、目を覆う、いや、直接いう。
これがどう見ても俺より年上のおっさんで、目を見て注意したが、笑ってヘラヘラ、なんだよ、これでも大人か?糞ガキ?
冗談ではない、お前礼儀とかいう言葉知ってるか?と伝える。馬鹿野郎。
だいたいそんなことはミュージシャンに言わせるんじゃねえよ、どいつもこいつも。
最後の最後に気分が悪い。
コイツが分けのわからないヨイショしてきやがって「チューバでベースライン吹くって凄いですね〜」とかいってきて、はああああ???
話する気にならん。
たまたま斜め向かいにいた地元の女性と料理の話に盛り上がって、地元の郷土料理や調理のお話や色々で盛り上がり、何だかよくわからない人と話す必要が全く無くて、楽しんだ。
後は車で無言で帰る。