高岡大祐(tuba)田中悠美子(義太夫三味線)

先日鑑賞した「坂田明平家物語実演」の興奮も冷めやらず、の中、悠美子さんと2度目の共演。
テーブルトップの太棹三味線とtuba。
悠美子さんの一音の速度にはいつも驚かされる。まさに音速、って音は音速でやって来ますが。
tubaはやはり遅い楽器です。僕はそれが嫌いで速く速くと目指してきたがやはり限界はある。諦めないけど。
この場合の音の速さは音列の速さではなく、一音の持つスピード感。悠美子さんの三味線は凄い。
あとで録音聞いたら、何がなにやらわからない音の渦でした。
ところで、この日に、1部の最後でお客さんが気持ちよさそうに寝入ってしまい、小音量演奏とイビキが入り交じってましたね、
ああいうことをおもしろがるようなのって、子どもっぽいと言うか、どこが面白く感じるのか、理解に苦しむ。
別にイビキをかくことが悪いことでも眠られたのが嫌なわけでも全くありません。
あの程度のハプニング(というのはそうでもない)もので、表面的に受け取る人が、いったい音楽をどう聴いているのか、と思った。
でも、良かったですね、楽しめて。