ホームセッションに行く

今日も予定はなし。牡蠣忘れていたが昨日も楽器の練習、すこしずつ慣れてきているがやはり全く違う楽器で普段通りのことはできそうにない。
この日も散歩や買い出しなどしたが毎日同じようにふらふらしていてあとでよく思い出せない。
あ、そうだ、馴染みのプティリアンにいったんだ、リサイクルセンター。
そこでヤカンと鍋を買った。ついでにぴったりのズボンも。最近は服は主にこちらでしか買わない。安いし、僕のサイズが一番多い。
昼も色々していたと思うが忘れた。
こんばんは何も無いかな、と思っていたらサックスのグレッグから電話、今晩ジャズ鍵盤奏者の家でパーティーがあってセッションもあるがこないか、とのこと。
いくいく、今は少しでも演奏の実戦がしたい。
というわけで基礎練も気合を入れて、そのご出発。幸い歩いて30分くらいの距離だ、コチラならいつも歩く。
グレッグは遅刻魔で、というか特にブリュッセル人はスローで時間に鷹揚。
6時から、といっていたけどまあ8時だろうな、と思ったら全然来てなくて、いきなり一人で日本人が楽器抱えてこられても困るだろうな、と思いつつ、
ドアをノック、話は聞いていたようでよかった、家主のマチュー。
しかしすごい家だ、新しい、デカイ。広間には楽器が並んでいて今にも演奏できそう。
しかし皆スローでなかなか来ない。しょうがないのでビールやワインを貰って摘みで飲む。ここらの人は英語をよく喋るので会話には入れてよかった。
イタリア人ベーシストのダニエレ発見、久々再会。彼は楽器がないからセッションには参加しないとのこと。
だいぶ遅れてグレッグとジョルディ登場、その後にもリンやマノロたちも。
さらにおしおしでセッションが始まったのは10時半か。
この家は大きいけど、住宅街のど真ん中で隣も後ろも全部隣接した家、防音ゼロ。
でもやっちゃうんだよなあ、こちらでは。
ドラムもPAも入って音量バリバリ。曲は主にジャズ・スタンダード。
リンはジャズをよく歌う、本当にうまいし、いい。
こちらでは門外漢でもジャズを達者に演奏するし、楽器の持ち替えも激しい。
ベースのマノロはたまにドラムに回る、別のベーシストが入る。
僕は慣れぬ楽器で慣れぬジャズ、まあ自分のジャズ。今は楽器を吹く機会がひたすらに必要だ。



なんだかんだで夜中2時半くらいまでいた、演奏はまだまだ止まらない。
これから30分坂を登るし、ほろ酔いなのでこのへんで退散。みんなパーティーモンスターだ。
充実した気分で気持よく夜風にあたりながら家を目指す。