soiree composee,cabaret chotique,cirque,et,musique live par:EPILEPTIK GRAMAFON,ALGECOW

昼は買い出しがてらに散歩へ。


今年はブラジル年間みたいでブラジルイベントやってる。昨年は中国だっけ。
一番のセンター・ブーズ(証券取引所)前ではシリア人たちの大きなデモ。日本のデモと雰囲気が違う。強い。
今回の散歩の目当てはセンターの中華デパート。和食材も手に入る。
僕の味付けには必須の魚醤、今回はベトナムニョクマム。ほか辛味調味料や豆腐、腐乳、干し椎茸、カレーペーストなど。ネタで出前一丁

シーフードスパイシーフレイバー。そんなもん日本にはありません。
一度家に帰り荷物をおいて簡単に料理、豚バラと干椎茸と芋でスープベースを作りニョクマムで味付け。
豚バラとセロリを中心にしてレッドカレー、これがまたうまい。
破砕タイ米によく合う。
夜はこないだ見たバンドがサーカスでやっているときいてそちらへ。
最近メトロに改札口が出来た。前まではなくて、みんな無賃乗車してた。
真面目な友人も「この30年間で3回くらいしか買ったことない」っていってたが、改札ができるとさすがにみんな切符買ってる。
いくらでも無賃で乗れたけど、係員にとっつかまると莫大な額を取られる。よく走って逃げてる人がいた。
僕も切符を買う。遅くておもちゃみたいな扉だ。
昔良く行った駅で降りて当てずっぽうで歩くと到着。すでに始まっていた。
サーカス小屋は木造で恐らく移動が可能なもの、その名もmagic mirrors。中にはあちこちに鏡が仕込まれている。
美しい建物だ。そして真ん中に円形の黒い舞台、壇上にはミュージシャンのステージ。
デュオであるALGECOWがやっている。このデュオ、やっぱり舞台に映えるなあ。
演奏だけの時もあるが徐々にサーカスの団員たちも加わり円形舞台で演ずる。
サーカス、というと日本では超巨大サーカスしかイメージがないが、こちらでは小規模なものも多く、もっと身近だ。
実際今回の入場料もたったの5ユーロ、感覚的に行って500円くらいだ。
大掛かりな仕掛けを使うものよりも、自らの肉体や小さな仕掛けで非常にフィジカルな演技。
ダンスシーンが多いのも特徴的だ、皆よく踊る。
合間には口パク(でもこれが絶品)のコメディー歌謡ショーや手品みたいなのものある。
卓越した演技は素晴らしく、音楽が全部即興なのもあって緊張感もあって飽きない。
お客の反応が自然発生的でお約束でないのも盛り上がりに一口かっている。

バンドはEPOLEKTIK GRAMAFON、これもこないだ見たトリオ、に、鍵盤奏者そのまま入ってたまにサックスも入っている。
実は共演誘われたのだが、これは落ち着いてみたかった、そうしてよかった。
最後のシーン、もうたまらない、という感じでサーカス団員たちが自己紹介のあと音楽に合わせてめいめいに踊り始め、お客の手を引いて円形舞台が賑やかで、楽しかった。
とても良いショーだ。
コンテンポラリーダンスとか、コンセプトだか何だか知らないが醜く踊れない身体が適当に頭中心に動いているのを「ダンス」とか言われても全く面白くないが、
見たこともないくらい凄い動きしてるとか、自分には絶対できないことをしているのを見るのは、素直に楽しい。
出演者にもお客にも知り合いが多くて挨拶。
余り英語で話すグループもないし、少し夜風に当たりたくて早めに退出。
カナル沿いをぶらぶら歩いて、前から馴染みのバーを冷やかして、さてと、更にいえの方向にフラフラと道も決めずに歩いていたら
「ダイスケ!」と呼ぶ声があり。
なんと、そこにはエリックティールマンスが!なんでや!
意外な再会を喜び、きくと目の前のABという馬鹿でかいライブハウスで彼のガールフレンドがサポートしてるとか。
裏口から入って(ステージ見ると客が何千人もいる)楽屋で彼女シャンタンに挨拶。キュート。
ビールで乾杯して色々話。彼は最近舞台の音楽で忙しくてヘロヘロらしい。
確かに疲れているが、この人の持つエネルギーはやはり特別だ。

そして彼女には夢中。誰かが「あいつガキみたいになってるぜ」といってた。
大きなガキ、魔法使いのような音楽家、我が兄弟、友。
最後の積み込みを手伝い、近い再会を確認。5日には久々のデュオを行う。
一人でふらふらして、とても気持ち良い事偶然めぐり合う、これもブリュッセルの夜。

一人で過ごす深夜も楽しい、美味しい。