シャンソンパーティーに誘われて

朝昼何してたっけ?ライブがないとどうも記憶に薄い。
とにかく今日もブリュッセルは快晴、雨の多いここではまさしく青天の霹靂。

この日も楽器の練習と散歩がメイン。
夜はクーズに誘われてシャンソンパーティーへ。
といっても堅苦しいものではない、ここブリュッセルでは週末になれば家でパーティーをやって人を招いて楽しむのはごく普通だ。
歩いて結構近所(30分以内なら近所)の家へ、やはりこちらの住宅環境にはうっとりしてしまう。
クーズの友人カップルの家、1階はくつろげるスペース、最終的には30人くらいが余裕で遊んでいただろうか。
主人は打楽器奏者のようで楽器もそこら中にある。
クーズのウード、彼の友人で元同居人のバンジャマン(弟と同じ名前だ)のアコーディオン、前にクーズと日本ツアーをしたパーカッションのカール、
その他にもまさしくシャンソンおじさんとかアイリッシュの弾き語りとか多種多様な人達の共演。
僕は合間に自己紹介が割りにソロもやった、大きな拍手頂く。
シャンソン好きが集まる、といっても偏狭なものではなくて、音楽好きなんだなあ、と実感。
シャンソンおじさんに共演を誘われてデュオをやったりあちこちに顔を出す。
楽しいから、というのもあるのだが、慣れない楽器に慣れるには、練習もさることながら何が起こるか分からないライブの現場で実践するのが一番だ。
そうすれば自ずと楽器の性格もわかってくる。
このちょっとヌボーっとした古いおじいさん楽器は、エッジが立たないが独特の音がする。
弦楽器中心の完全生音だと丁度よい。電気楽器入りだとどうかな。
もう余りセッションをなくなった自分でもこちらでこういうのに来ると楽しい時が多い。
純粋に、未知の相手と音でコミュニケートすることを楽しむ姿勢だ。
音事情の厳しい日本では難しいのもさることながら、そういう感じも少し減ってしまった。
音出すんなら人前で金とって、ってなるのはわかるけど、こういう一時もほっとする。
というわけで旨い酒とつまみやって、音楽聞いて演って楽しい夜。
結構ちゃんとした時間に買えれてるのも助かる、2時半くらいか。