高岡大祐tuba

突然決まったソロ。さいきんとてもソロがやりたい、自分の演奏が楽しすぎる。
演奏するのが楽しい以上に、自分から出てくる未知の音を聞くのにとても興味がある。
演奏しているうちに、かつてないほど自分が聴衆になる。
1部は生で即興演奏。もうこの時点でかなり楽しい。
さらにこの日は突然思いついて工作を。
タッパとダンボールを切って貼ってピックアップマイクを仕込んで、でけた。

我ながら酷い。おまじないで演奏直前に絵を描いたのだが。
タッパで空洞を作ってダンボールで覆って傾斜をつけ、床においてシールドをアンプにつないで踏みつけると低音がなる。
実はこういう製品はあるのだが、思いついて買うよりも作るほうが早かった。
まあ音はそれなりだけど。もう1台アンプを用意してもらってtubaのベルにコンタクトマイクを貼りつけてこちらはシンバルのように。
この状態で足を鳴らし楽器を響かせ、でもtuba自体は生音で即興演奏をした2部。
うまくいかないこともある、でもそれが楽しみの踏み台になって、跳べる。
「絶対良いライブだから」という告知は何だか胡散臭い。
自分はそれよりもどうなるか分からない、しかしなにか可能性があるのではないか、ということが見たい。
自分で自分のソロが不安定になる要素をもたせるなんて馬鹿げているかもしれないけど、僕にはそれがたまらなく楽しい。
勿論面白くしたい、でも自分というのは思い通りになると非常に不自由だ。
乗り越えなくてはいけないハードルを高く、ではなく、未知の位置に設定してみる。
これは面白い。

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またすぐですが、10月21日に同じBarIssheeでソロをやることになりました。
今のところ決まっている東京での最後のライブです。
もしよろしければどうぞ。
http://www.bloc.jp/daysuke/