高岡大祐 (tuba)、福島紀明(ds)、田中邦和(sax)ゲスト:高橋保行(tb)

3月に地震でキャンセルになったトリオのライブ。キャンディでは初めて。
ライブして驚いたのは音の聞こえ方。
福島くんのドラムはビッグなサウンドでともすると自分の音は埋もれてしまうのだが、
なんの無理なく吹いた音が、自分の耳に届く。
以前からあった木製の音響用構造物を増加させていたのが原因なのだろうな。
僕にとって自分の音というのは非常に聞き取りづらいものだ、それはベルが上を向いている楽器の構造上のこともあるし、低音であるというのも、
だいたいにおいて自分以外の人のほうが自分の音を自分よりも聞き取れている場合が多い、
しかしやはり自分の音がちゃんと聞こえていると演奏がしやすく、音楽的に自分にフィードバックして次へのアイデアも湧きやすい。
ともあれ、キャンディは僕にとって生音でものすごく遣りやすい場所になった。
2部では最近近所に引っ越してきた高橋やっさんを交えて。
1部をきいていて「入る隙ない」と言われたけど、やればそんなことはないよ。
管楽器の多い、コミュニケーション音楽。
楽しかった。やっさんは明日から渋さの旅に参加するという。
それにしても帰り道にやっさんに忘れ物を届けられたのは、非常にショックだった。
落ち込む。