solo@浦和アスカタスナレコード

本来は那須ギャラリーフェンでソロの日だったが災害の余波で中止に。
一刻も早い復旧を祈ります。
どうしようか思っていたら「うっとこでやれば?」と言ってくれたのが浦和のアスカタスナレコードの増山店長。
僕にとってはニイゼキ、という彼は、以前渋さ知らズのスタッフをやっていていろいろな国を一緒に旅した友人。
数年前から地元浦和でレコード店をやっていたのは知っていたけど今回はじめていけた。
浦和駅に来たのは11年ぶりだ。駅前の様子がかなり変わっている。お店は駅からすぐだった。

古い倉庫のような建物自体がかなりいい感じで品揃えもヤバイ。
始まる前にすでに店の客になってしまう。
そうこうしているうちにライブの時間。
ほんの数日前に決まった初めてやってくるtuba吹きのライブにお客さんが来てくれるとは。
見知った顔もちらほら、久々に再会した太鼓叩きのマサくんは浦和に住んでいるらしい。
ライブとしては、初めての人に見せるものとして。
簡単な自己紹介やMCも入れて、ソロ。
やはり演奏というのは場所や見ている人、その時勢や空気によって変わる。
特にソロだと、共演者によって変わる、ということがないので、それが重要になる。
自分が出した音が、まるで他人のように自分にアイデアを与える。
出した音が反響して、人が反応して、それで自分の次が変わる。
だから毎回それが変わる。
この日はなんだか楽しくて明るいものになったけど、自分がそうしたかったからじゃない。
そうなったから、だ。
お客さんの笑顔が、ほんとうに嬉しかった。
楽家は、やはり魔法使いでないといけないと思う。
少々のインチキでも。
自分の魔法は、タネも仕掛けもない。今までの自分の積み重ねだけ。
良い時間をありがとう。こちらから。
終演後はレコードあさりとお客さん交えて豚汁と乾杯。
さらに店を閉めて地元のいい感じの飲み屋で。ごちそうさまでした。
初めてやったライブが、今後に繋がる感じが嬉しい。