BOILERZ+関島岳郎+桜井芳樹@吉祥寺FOXHOLE

BOILERZ:高岡大祐tubaワタンベds 関島岳郎tuba 桜井芳樹g
ボイラーズとしてはツアー最終日、本来は那須ギャラリーフェンでの演奏だったが、栃木県も災害の被害は大きく、
ライフラインは未だ不安定、そして近隣のさらに被害の大きかった地域から非難されてきている人達が沢山避難生活を送っている、
ということでやむなく中止になり、ここフォックスホールをお願いした。
ゲストにこの日の演奏が二つも中止になった関島さんと、急遽ダメもとでお願いしてみたらOKを頂いた桜井さんをお招き。
ライブ前に、今回どこにも行けなかったワタンベ連れてライブ前に東京飲み助の聖地赤羽へ軽くいっぱい。のつもりがワタンベ、ノックダウン。

復活して吉祥寺へ。駅前はまだ暗い。このままでいいと思う夜の風景。
お二人先に到着されていて少し冷や汗。
桜井さんはアンプ仕様でほかは生音。少し心配したが皆で近接して丸く囲むように配置してバランスは良くて問題なし。
皆が食事に行っている間にはこちらは色々と準備など。
さすがに急な会場変更(遠隔地なので殆ど新規ライブだ)そろそろ復活してきた各所のライブ、ということもあってか、
客席は少し寂しい。
最初から4人で。僕は桜井さんと演奏するのは初めてだ。
横隣から聴こえるギター、横向から聴こえるtuba、この音は、なんどもCDで聴き馴染んだ、あの音。
その中に居るだけでも不思議で、高揚する体験だ。
編成はtuba2,エレクトリックギター、ドラム。本来リズム隊に値する(しかも一つ多い)楽器編成で、
誰かフロント、バックという感じがない、少しずつ入れ子になって音楽的位置が変わるような進行が面白い。
関島さんとはよくtubaデュオをやっているが、tuba2台の鳴りが重なりあってこれほどまでに面白い効果があるとは、と今までの中でも特筆するような音響。
前から思っていたけど、tuba2台のホーンセクションって、可能性あるなあ。
桜井さんが「アフロビートみたいだったね」といったように、ぴったり合うアメリカンなアンサンブルではない面白さがあった。
また色々と試してみたいと思う。
これにてボイラーズツアー今回は終了。
このような大変な状況の中来てくれたワタンベにも感謝。