井上卓に飛び入り

大阪に井上卓という素晴らしい歌手が居る。
http://3w.to/t1
その音楽の世界に触れて惚れまくった。で、彼の今回の東京ツアーに一日にお邪魔することになった。
新宿JAMは今年30年を迎える老舗ライブハウス。僕は初めて。

サウンドチェック、僕は簡単にマイク一本で。
井上さんは改造セミアコにベースの弦も張ってあってベーアンとギーアンを1台で同時に鳴らす。
もうサウンドチェックだけで痺れるほどカッコいい。
開場前からミュージシャンは飲み放題1500円が適用される。
早速駆け付け一杯。
対バンも多くふらふら回遊しながら飲む。
お客さんも1500円で2時間飲み放題ということでこれはお得だ。
飲みが進むからかかなり盛り上がる。カウンターには3つで100円の駄菓子や屋台の全品100円でつまみも安くていい。
井上さんの出番、最初4曲は僕も客席で鑑賞。

少し恥ずかしいがその間全曲で静かに号泣。
なんなんだろう。共感を求めるような安易さの全くない歌で。
歌詞が歌詞に聞こえない、決められたセリフを歌っているのではなく、いまある言葉をそのまま歌にしているように聞こえる歌。
嘘を全く感じない。
最後の曲で乱入気味に出番。
天井が低いのでtubaの音がモニターから聴こえづらくても大丈夫だが、
それよりは生々しさを、と完全な生音でも吹いた。
どんなにエレキが爆音出していようが僕の爆音生音は必ず聞こえる。
野外一万人くらいに聴こえる音量を小さなライブハウスで鳴らすから当然。
客席乱入もし盛り上がった。
最後にいつものように床にギターを投げ捨てる井上さん。
これで何度も壊れているというのに。
1曲で燃え尽きるくらい心身ともに使った。

あとは気楽に飲む番で、どんどん飲んだ。
大阪人主催で参加者も多くヤジが飛びまくるのも良い。
最期のくらげスカッシュのギターは十三テハンノの人だ、良い音している。
イベント終了後はそのまま打ち上げ状態でもはやこれは帰れない状態で飲む。
アフターセッションまで打ち上げでやって楽しかった。
久々のかなりの泥酔。だが心晴れやか。井上卓、最高だ。