流@柏

色々と縁深い柏の友人成沢さんの企画にお呼ばれ。
柏駅前の24軒の飲食店が協力し(口説き落としたんだろうなあ)12組(基本的に一人中心)で自由に廻っていき演奏をして投げ銭を得るというもの。
まさに流し、集まった演奏家はやはりギター弾き語りが多い。
珍しいところではアフリカの弦楽器コラの人もいるが自分だけ超アウェイ。
ま、いつものことだ。駅前で名札を貰い説明会。

その間だけでびびってる人がいる。そりゃそうだと思う。
僕だってここは地元ではないし(地元の人の参加多し)ほとんどどの店も知らない。
不安は一緒だ。
主催の成沢さんに色々アドバイスもらって回ってみる。
これがこれから始まる5時間半の長いイベントの始まり。
もうとんでもなく面白いことが山ほどあったのだが、絶対書ききれない。
とても楽しかった。最初はこちらも様子見なのと7時くらいだとまだ店にお客さんもあまり入っておらず
お客さんには酒が入っておらず、ということで難しかった。
しかしのりの良いお店もお客さんも居るものでそういうところで自分も盛り上がるし盛り上げる。
全く知らない人の前でこうやってやるのは良い経験だ。
しかしこっれは路上演奏よりずっとキツイ。路上だと好きな人が聞いて行って興味のない人は立ち去る、
しかしここにはほとんど自分に興味のある人が居ない状況で演奏して、興味を持ってもらって出来ればお金をいただくのだ。
しかもtuba、誰も知らないしリクエストも出来ない。
お店やお客さんの雰囲気を読んで演奏内容をガンガン変えていく。
遅い時間に行くとお酒が入って泥酔している人もいてそういうところでやるのは又別の難しさもあったが
楽しいこともたくさんある。
演奏してはお店で飲ませてもらい歩いて次へ行き演奏する、というのを5時間半。
こりゃ酒も強くないと持たない。店側は好意でお酒出してくれるのだから、断れないし(好きだし)
阪神ファンの店で六甲おろしやって中ジョッキ一気の後にすぐ大ジョッキが出てきたときは肝が潰れたが
どちらも循環呼吸で息を吸いながら一気。
印象的だったことは数限り無いが、特に深かったのは、
焼鳥屋さんでやったときに、お客さんは耳の聞こえない人のいるグループだったこと。
(私は耳の不自由な、という言葉が嫌いだ)
こういう所だと、燃える。
向かいの人に手話通訳をしてもらってから、演奏開始。
音を吹くとその人はソファーを撫でてなにやら喜んでいる。
tubaの低音が振動して、おしりから音楽が聞こえるのだ。


終わった後は以前よくお世話になったみっくんのお店らくだで乾杯。
なんとシェリーが290円!という太っ腹な店。


柏には夜遅くまでやってる個人営業のお店があって好きだ。
何だか知らないけど、ここらへんはとても楽しい。
主催者の成沢さんの何だか知らないけど面白いことがしたいパワーに引っ張られて
これ又色々と面白い人が集まってくる。
次も是非参加したい。