Subtones : A High-Pitch Evening of Low-Pitch Music and Art@六本

【六本木スーパーデラックス】
出演 ヨエル・グリップ (ダブルベース)、齋藤徹 (コントラバス)、丸田美紀 (筝)、高岡大祐 (チューバ)、柿崎順一 (フラワーアート)

今月数少ないお呼ばれでSDLXへ。
全員が初対面だ。色々あって一人遅れて入る。恐縮。
何が起こるか解らないので一応ミキサーとマイクのセットを持って行っていたのだが
入るなり行ったセッティングを見てのサウンドチェックは、全員がかなりアコースティックな感じだったので変更してマイクを2本だけ用意してもらう。
1本はベルの上に1本はマウスピースのあたりにもう1本。tuba笛用だ。
サウンドチェックから白熱(というのとはまた違う感じだが)本気度の高い演奏。
ほとんどライブ1stくらいやってたのでは。
開場しお客入り待ち。
最初は全員で。僕の位置からだとヨエルと徹さんの音はそれぞれステレオで、
丸田さんの音はすぐ背後から聞こえて非常にやりやすい。
皆弦で僕だけ異質の管なのでやる場も得やすい。
次はヨエルのソロ。ほとんど生音だ。
こうしているうちに室内装飾とお花の柿崎さんが部屋中に赤いリボンを張り巡らせていく。
ソロのあとは徹さんとのコントラバスデュオ、ここらで二人はリボンを利用しまくり
柿崎さんは二人に特にヨエルにリボンかけまくる。


すごいリラックスしている演奏。
1st最後は丸田さんと僕のデュオ。
僕の一から音は聞こえるが姿は殆ど見えない。丸田さんの音は今まで色々なことの人とやってきた中でも最も予想のつかないものだった。
tuba笛やいろいろな音や声を使ってみた。
休憩後は徹さんと僕のデュオ。
徹さんのことは随分前から気になっていてCDも持っているがこれが初対面。
彼とよく共演している瀬尾高志くんとはよく一緒にやってて、それを通してどこかで徹さんのことを感じていた。
その内容は、もう笑ってください、いやお笑いじゃないんですけど、あっちゃこっちゃいって。
色々やったなあ〜、途中で徹さん楽器横に寝かせて振り物シャカシャカならせながら弦を叩いていたときには
なにかモロッコのようなものを感じた。
自分もあれこれやりました。
終わって退出する瞬間に「変な奴だなあ」と言ってくれた。嬉しかった。
そしてヨエルと丸田さんのデュオに続いて再び全員で。全開。
柿崎さんは花を吊って装飾していた。


楽しく終了。昨日の路上演奏とは打って変わって極即興で楽しい一夜。
ビールが美味かった。お客さんにも好評で何より。
この日の写真のリンク追加。
http://www.flickr.com/photos/okamotojoji/sets/72157624792438063/