オフ、加藤崇之/かみむら泰一、後藤篤トリオ

いきなりオフ日。
しかし世界一音楽が面白い(と僕は思う)東京にいてただ遊んでいるだけなんてわけにはいかない。
色々調べると敬愛するギタリスト加藤崇之さんが阿佐ヶ谷でライブをしている。
共演はまだ未験のかみむら泰一さんだ。
阿佐ヶ谷は七夕祭りの真っ最中だった。
場所は久々に行くヴィオロン。4,5年ぶりだろう。
まずはお二人のインプロ。
もうこの時点で加藤さんのエレクトリックギターの演奏に虜。
加藤さんとは渋さ知らズで以前なんども共演しているしその他でもたくさん見てるのだが
もう、無理言葉にならない。
あまりの凄まじさに聴いている最中に現実感がなくなり、何度も声が出てしまった。
一生のうちでこんな素晴らしいライブを見る機会は、そうそうないと思えるライブ。
友人が言ったように、宝物のような一夜。
息をするのも心臓の鼓動も忘れるかと思うほど、飲み込まれた。
そして恐れ多くも2部に飛び入りさせてもらった。かみむらさんとは完全に初めて。
二人に挟まれて一緒に宇宙。
今まで何度も小編成で加藤さんとはやってきたけど、今までで一番、こうなにか、
うまくやれたとかではないが、一緒に音で交歓できたと思う。
もう知己を得て恐らく10年以上。やっと、という思い。
お礼を云ってすぐに次へ、池袋西口公園
最近ご無沙汰の後藤篤くんが池澤くんと日野くんとトリオをやっている。
見ると知らないギタリストも入ってご機嫌にやってる。
なんでも別の路上演奏に来ているたのだが、そっちはサポートでたるかったらしく、
ノリノリでご機嫌。こんなこともあるのが路上。
少し聞いて飛び入り。久々に吹くスタンダード。楽しんだ。
元々路上演奏から音楽活動をはじめたようなものだから、これは自分にも原点。
ちょうど休憩入れるくらいで雨。終わり時だ。
最後の方で酔っぱらいの浮浪者のおっちゃんが踊りながら参加(まさに参加)
してきた。歌うコーラスがぴったりは持っていてびっくりして思わず一緒に歌った。
帰るときには「チューバが聞けて嬉しいな〜キンシャサに雨が降る〜」
と歌いながら去っていった。
いろいろな人がいる、ひとりひとりの人の顔は、ほんとうに面白い。
終電に向けてダッシュ