summer concert(solo)@Steim,Amsterdam

やはり目覚ましより早起き。昨夜も結局遅かったので眠い。
身支度と準備。忘れ物は許されないので寝ぼけ頭で奮闘。
駅までが結構近くてよかった。誰も起きていなかったので挨拶もできず出発。
予定通りついたがちょっと時間があるので駅の売店探し。
いろいろあるがどれも安くない。サンドイッチ見てたらバカバカしくなって
それならいっそ、とこちらでよくあるファストフード店に入ってみる。
ベーコンバーガーのセット。ポテトにゃマヨネーズ。
電車に乗って多べるが、げ、マズイ。
さすがファストフードっぽいものは普通のスナックで食うに限る。
眠いのだがどうも寝る気になれない。
電車の中で盛大に眠れるのは日本だけだ。
以前友人が同じ電車に乗ってちょっと寝たすきに全財産失ったことがある。
あっという間に盗まれるのだ。
そんな雰囲気ではないのだがサスガに気にする。
超特急は高くて少ししか時間変わらないからのらなくて良いよ、という駅員のありがたい意見に賛同。
2時間40分くらいでアムステルダム中央駅に到着。
ひとりで来るのははじめてだ。
とにかく僕は移動に疎いので路面電車トラムのチケットの買い方も知らない。
係に聞くと乗ったら買えるよ、とのこと。
案内に従って4番線に乗ると乗ったらそこに売り場がある。これはベルギーとは違う。
簡単だがちょっと高い。
指定された駅で降りて文章に従って進むのだがどうも目標が見つからない。
これは…迷った…。堪忍して。
何人かに道を聞くがみんな自信がないのか教えたくないのか分からないの一言。
凄い近所のハズなんだが。
結局カフェに入ってスタッフたちにききまくったらわかった。
途中で通り過ぎてる。戻ってなんとか到着。
Steimはアムステルダム電子音楽研究所で、その名前から凄く大きいところかと思ったらそうでもなかった。
入って早速PAマンと挨拶してセッティング。
小さい部屋だがさすがに音は物凄く良い。生音の残響も程よい。
すぐとなりのホテルを取ってもらっているのでそこにチェックイン。
こじんまりしているが歴史ある建物だそうだ。
こまごまといろいろなものがあって、ハンブルグのレイパーバーンにあるホテルを思い出す。
ファンキーなオーナーが味あり。
部屋も小さくてシャワーやトイレは共用、しかし清潔で十分だ。
ネットも使えて文句なし。
ちょっとしたら散歩に出かける。結構繁華街の近所だ。
オランダは自転車王国、子ども部屋がついているチャリや大きな荷物を運べる頑丈な自転車も多くて、僕も一台欲しいよ。

小腹が減っていたので名物のニシンの冷燻パンはさみ。

これ大好きなんだがさらに魚自体久しぶりで思わず声が出るウマさ。
ディナーが近いので1個で控える。

レコード屋に入ってぶらぶら、ジャズのコーナーでは食指が動かなかったけど、ワールドコーナーで頭が沸騰する。
特にアフリカとアラブのコーナーは豊富でジャケット見るだけで影響を受ける。
思わずガンガン買いそうになるが熱だけにしてそのまま帰る。

steimに戻るとディナータイム。出演者やここの人たちみんなでビュッフェ。
いろいろあってとてもうまい。オランダで飯がうまいと嬉しい。
今回呼んでくれたこの施設の研究者キュレーターでDJsniffこと水田拓郎さんに感謝。



やりとりはしていたけど初対面でいろいろと話し。
デザートを山盛りで貰ってしまい四苦八苦。しかしうまい。
ライブは8時からだがやはりこれも押し押しで。
なんかみんな色々と準備凝ってるのに僕はマイクとミキサーと小物だけ。

んで僕は

最初はワイヤーを使ったオリジナル楽器の若者。

抵抗を操るみたいでなかなか面白いのだがあまりうまくいってないのか、
最後のところでどこからかラジオが混線してきて本人はそれでギブしたみたいだが、
そこが面白かった。
二人目は結構年の男性、ラップトップと何かオリジナルのセット。

ノコギリが多数並んでいて物騒だがこちらには触らず。
なにやらクレジットカードを読み取ることによってプロセッシングしていく。
見かけよりも音は普通。
休憩挟んで次は僕。
電子音楽研究所のコンサートにしては申し訳ないくらい電子じゃない。
最初にその点お断り。まあ最低限電源は使う。
マイク4本とミキサーとtubaと小物と肉体。
もっとじっくりやった方が良かったかなあと思うが、まあ人前だとちょっとは上がる。
またしても串百本使って大いに散らかしてしまった。
アムスでは何度か演奏しているが客がこんなに笑ったり反応があったのは初めてだ。
PAマンに「混乱音楽mess music」と言われた。
最後には完全にクラブスタイルのDJでフロア対応。

かなりボリュームがでかいので出たり入ったり。
この日は現地在住12年のバストロンボーン奏者松本和志さんが見に来てくれた。
渋さでよくツアーをした、再会を喜び色々と話し込む。
全部終わった後になんか他の演奏も聴きたいという人がいたので少しバーで生音BGM演奏。
あんだけ大音量出してたから、と思ったのだが、まさかの苦情が来てしまった…すみません。
その後はおとなしく飲みまくり。皆さんご機嫌。






聴いていた通りオランダの夜は早い。12時過ぎにはもう皆退散してしまった。
ベルギーとオランダの違いを沢山体感する。
部屋に戻りのんびりして就寝。