朝市場へ、夜エリックのライブ

起きて朝食食べたら市場に出かける。
昼ちょっとで遅い時間だったからどうかと思ったら馴染みの八百屋にはまだマッシュルームがあった。
推定3kgで3ユーロ。感覚的には300円。帰るときはいつもこれを買っていた。
なにせでかいし生で食える。

パクヤンはじゃがいもとかを買っている。専門のじゃがいも屋。


天秤量り売りなあたりがいい。

そういやこんなのも売ってた。


昼ごはんはパクヤンのチャレンジでかぼちゃのニョッキ。
サリーというハーブが入っていてオリーブオイルとの相性最高。
しかしニョッキというのは腹にたまるものである。


その後はジョヴァンニと三人で近所のフリーマケットへ。

業者も出ているが近所の人達が出店している。
日本人の目から見たら何もかも宝の山だが、もうそろそろ慣れているので
おいそれとは触手は伸びない。
ジョヴァンニはレコード屋で全部チェック。まだまだアナログは健在。


夜、といってもまだ明るい9時にセントラルへ。
以前何度か出演しているroskamでエリックとマノロとベントリオライブ鑑賞。
客は大入りでミュージシャンの数が多い。
後で数えたら自分の友人だけでも12人くらいいた。


実力者3人で悪いわけがない。
ベンはこちらではちょっと珍しい音数がバカ多くないサックス奏者で
実際にその曲もやるがオーネットっぽいところがある。
あんまりマッチョな音じゃなくて好きだ。
ノロはがんがんパワフルで、エリックはもう、そりゃあ。
彼がドラムセット叩くの見るの久しぶりだ。スゲエ。
彼のソロが終わるとお仕着せお約束ではなく沸き立つような拍手。
遠くで聴いていたらバランスよくて上品だなと思ったけど、最前列にいったら
みんなすげえ激しい。見る場所によってダイナミクスが変わる音楽。
此の店は奥半分がライブスペースで後ろはテーブル中心で飲み場所だ。
後ろはつぼ八もかくや、というくらいウルサイ。入場は勿論無料。
呑み代だけでこんな素晴らしい音楽をきけるというのが魅力だ。
しかも飲むはベルギービール。日本だと絶対無理。
此の店はフラミッシュ(北方ベルギー人)の経営なので言葉も少し違うし
ベーシックなビールはアントワープのデ・コニック、好きなトラピストのオルヴァルも飲む。
これが200円くらいからなんだから、たまらん。
終えてエリックとちょっとゆっくり話。
6月に一本ライブに呼んでもらった。嬉しい。
その他、ここに来てる友人たちとも会話。
こうやって町で一番のライブにくれば、約束もしないで自然に友人たちと会えるのがとても気持ちよい。
ブリュッセルの魅力は街にもあるが、僕にとっては人だ。
帰る前にエリックに表で挨拶すると隣にはピアノのエリックヴェルミューレン。
この街きっての鬼才音楽家。ちょっと妖気が漂うピアニスト。
達人と奇人に挟まれて変な気持ち。


この後は一人で近くのバーに行って、そこでやってるジャムセッションに顔だす。
サックスのフレッドとドラムのヤニックがホストバンドで、ちょうど楽器を人に譲っていたので挨拶。
楽器は?と言われ、いや今日も持ってないんだ、と。
僕はどんどんセッション離れしているなあ。
案の定セッションはグルーヴ系で悪くはないんだけど(ドラマーが良かった)
別に参加する意義はない感じ。
この手の人たちって、ひたすら止めないんだよなあ。
今日は挨拶に来たので、ということで退散。
帰り道は大通りを避けて小道で帰る。前回後ろから襲われたので気を付ける。
無事帰宅して就寝。