UKIYO@gougoutte a pepe bxl

快晴の朝、早起き。
時差ぼけはない、ただものすごく日差しが明るいから。
起きたらインターネットあれこれ、前回の滞在で彼らにあげた無線ルーター
まだセットされていないのでそれの準備。
マックでやったことないからどうかなあとか思ってたら、知らない間にできてた。
これでこの家も無線環境ありだ。
来客が多いから皆も助かるだろう。


スーパーへ買出し。馴染みのDELHAIZ。
買うものはだいたいいつも変わらない。
パンハムチーズ、シャンピニオン(日本でいうマッシュルーム)セロリ、チコリ。
朝はこれでサラダだ。
前にはまったトリュフ入りのマヨネーズも。


再訪をいろいろな人達に告げるためにもネットに張り付く。
日本の皆にも。
せっかくきているのだから外に出よう、という気持もないではないけど
もうここには慣れているし今回は時間だけはたっぷりある。
そういえば今日からブリュッセルはジャズマラソンだ。
135会場で同時にジャズライブ、しかもほとんど入場無料。
バスも無料で市を上げてのイベント。
しかし僕の知人友人があんまり参加していない。
コマーシャル過ぎる、というのもあるだろうし、
申し込んであとは店がそこからミュージシャンを選んで自分の場所にブックするというのもなんか変だ。
見に行きたいライブもあまりないなあ。


夜を待って、とはいえ今は日没夜10時くらいだからかんかんに昼のようだが
ジョアオがやってくる。再会を喜び積込して出発。
gougoutte a pepeは前回何度か出演したmurmureの系列店。
春の(今欧州は春だ)日長に人々は太陽を楽しみたくて
なかなか店の中に入ってこない。

週末でこんなに人がいないここ初めてだ。
ドアには大きな犬が寝そべっている。


鎖のない犬は好きだ。犬のオッドアイは珍しい。
やけにどうどうとしている。

9時から演奏スタート。
始まる前に「今日は客が少ないから静かな演奏ができるぜ」と喜ぶ二人。
ベルギーでのバーライブはとにかくうるさいんだ。
まあ少ないと行っても20人くらいはいて日本とは比べられない。
最初は良かったけどやはり人は大声でしゃべり倒す。
来始めの頃よりは気にならないけど、やっぱうるせえなあ。
ジョヴァンニはピアノで僕は生音tubaジョアオはドラム。
なんだかジョアオが細かくて早い、すごく。
この二人とやるとううむジャズ的だなあと思う。
結局音量は結構あがる。
老人の客がたくさん写真を撮っている。
うるさいわりには終わると拍手は大きい。
終わり方がスパッとしていて気持ちが良い。
1時間ちょっとほど演奏していた。


(お客が送ってくれた写真追加)
集客をミュージシャンが全く心配しないでよいのはいいけど
ここ最近エリックと日本ツアーで吸い込まれるような聴衆と一所にいた僕は
まだここの雰囲気に入りきっていない。
それもそれ。
写真老人は、フラッシュたいてごめん、素晴らしかった、と言ってくれた。

終わってからニコが駆けつけてきた、さすが遅刻の名人。
あえて嬉しいよ。いきなり盛り上がって話する。

お互いの近況報告。彼は最近テレビのドキュメンタリーに出たらしい。
この日僕は今回はじめてベルジャンビアを飲んだ。
カーメリットの生と瓶、ロシュフォール10。
カーメリットの生は香りがまるで花のようだった。


帰り前に店の面で何故かみんなでアホな歌を歌って遊ぶ。

そう、ここでは人がよく歌う。
それもこの街の印象を素敵に思わせてくれることの一つだ。