hannes lingens/pierre borel・高岡大祐@稲毛candy

daysuke2010-02-23

昨日のメンバーから三人で稲毛で。
今度は遠いぞ大丈夫かと持ったらさすがに5分くらい待ち合わせに遅れてきたけどほっと安心。
上野で今日が初日の日本画の展示を見に行ってきたとのこと、やるなあ。
住宅地を見て変なところだとうそぶく彼等。
お店に入ってママさんに挨拶。さっそくお店のチラシをチェックして数々の欧州演奏家が来ているのを
興味深く見ていた。
今日はドラムセットがある、のだがシンバルがないことを知らなかったのでママさんに頼んで手配して貰う。
近隣のドラマーの方が2部から届けてくれるということ。


僕とピエールは食事に出かけるがハネスは2週間ぶりのドラムセットがうれしくて練習したいということで残り。
まえにいったことのある定食屋へ。ピエールはぶりの照り焼き定食、僕はまぐろソテー定食。
なんてことのない普通の和定食、うまいんだ。
お互いの好きな音楽とか状況の話も進む。
ベルリンはアートのミーティングポイントで物価が安く住みやすい街だが、そこに住んで音楽で生計を立てるのは
結構大変なことだときく。どこも大変だ。
彼等とは面識がない状態でオファーが来た。初来日だというが日本の状況をざっと説明しておいた。
実は月に数回こういうオファーが僕のところに舞い込んでくる。しかしほとんどの人は日本の現実を知ると
連絡を絶つ。彼等は気にしない、ということで受けたが、それにはベルリンの状況も付与していたようだ。


食事終えて帰るとぽちぽちお客さん。さっきピエールに奢ったら即座に酒を奢り返された。
欧州人は奢るのが好きだ。凄い気軽に奢りやがる、遠いところから来てくれたというのに。また次は奢るぞ!


いい感じにお客さんが入って開始、今日は全編トリオでの演奏。
ドラムがあるということでここまで違うかというくらい昨日と違う演奏。
弱音もあるが少なめでしっかり楽器を鳴らしきる演奏が多かった。望むところで沢山吹く。
2部には近隣ドラマーの小椋さんがシンバルを担いで来てくれて一枚だけど追加して演奏。
さらに演奏は派手になる、パワフル。ハネス、嬉しいんだな。
リズミックなアプローチも多く即興演奏という側面よりもフリージャズ、という趣も沢山。
開放感のある演奏で少し意外、でも勿論楽しかった。


終わって歓談したり飲んだりしていると突然ブロークンなあの曲が、まさか、と思ったら
明日の僕と3月5日のピエールのバースデー祝い、ケーキまで出てきた。驚き。
ピエールはまだ22歳、これでこのサックス、すごいよなあ。一緒にロウソクを吹き消す。
ママさんの好意に感謝。
終電近い時間までいて、電車にのって一路東京方面へ。
さすがに少し眠そうな彼等と別れてこちらも眠い。