hannes lingens/pierre borel・高岡大祐・松本健一@二子玉川バーラ

大阪で共演したハネスとピエールと東京で合流してこれから三日間。
二子玉川駅で待ち合わせの方法を英文でかなりしっかり書いたつもりだが、待ち合わせやいかに。
前回大阪で初対面の待ち合わせをしたときはなんと1時間前から到着していたしっかり者たち。
さすがドイツ人(ピエールはフランス人ではあるが)。


待ち合わせの場所で待つが時間通りには現れない、ああさすがに東京は大変だよね、とかおもっていたら
またサラッと登場。だいぶ前から目のまえのカフェでお茶して待っていたとのこと、やられた。
さすが、である。
ライラに行く短い道すがら大阪以降の滞在の話をかいつまんできく。
大きなトラブルもなく楽しく旅をしているらしい。堅実だ。
どうもベルギー周辺のとんでもないことやる人たちとばかり一緒にいる僕はちょっと心配しすぎみたい。


今日はドラムがなくてハネスはスネアドラムと沢山のスティックやオブジェクトだけで演奏なのでセットは楽。
ピエールと僕は生音だし。マツケンさんがなかなかこないので三人で食事にでかける。
よく行く定食屋へ。
メニューの説明に相変わらず一苦労。ハネスは肉を食べないベジタリアンだが魚は食べる。
二人には白身魚のあんかけフライを、僕は卵とキクラゲと豚肉の炒め物。
小皿が色々選択できるのでまたこれが説明に時間がかかる。けど結構好きなんだ。
ハネスはなんと納豆を所望。知ってる?ときくと知らないという。食堂のおばちゃんも心配してる。
深く発酵した粘り気のある大豆で伝統食だが、大抵の欧州人が忌み嫌う、といったがそれにするという。
さてさてどないなるか。
出てきて混ぜ方説明して捏ねさせて(まずこれがないのだ)、一口、感想は?
「うん、悪く無いね」だって。初体験がこれは僕もはじめて。試したピエールも同様だ。
だがあんかけのなかに何故か肉が結構入っていてそれをよけて食べている、わりいことした。
しかしなかなか進んでいない納豆を見て、やっぱダメ?と聞いたら「最初は悪くないがなかなか進まない」
という、あはは。なもんで僕が貰った。


食事して戻ったらマツケンさんもいて紹介。ゆっくりとスタート。
最初はデュオを組み合わせを。ハネスとピエールから。ハネスがスネアドラムのみになると
彼等の演奏はその硬質さとストイック度合いを増す。静寂込みの演奏。
大阪で聞いた時よりも僕は楽しめた。これは環境の違いか彼等の旅の成果か。恐らく両方だ。
続いて僕とマツケンデュオ。久々だ。尺八とtuba笛。うーん異世界
んでピエールとマツケンデュオ、ハネスと僕のデュオで1部終り。



2部はハネスとマツケン、僕とピエールのデュオをやって全員の演奏を少し長めにやって終り。
なんだか欧州と日本の即興演奏の違いがクッキリハッキリ出た様な(実はそんなものはなくてただ単に個人の違いだと思うのは僕だけだろうか)演奏だったが、非常に楽しんだ。音の環境もやりやすかったし。
楽しく美味しいお酒も飲めた夜。