solo「唇と舌と肺の限界」@amanto天然芸術研究所

この日はどうだったんだろう?
非常に珍しい自分以外の企画のソロコンサート。
昨年にタイトルを決めてといわれてとっさに思いついた。
当日に英語にしてみたらthe bound of lip, lingua, lungs。全部L。
舌はtongueってのが多いけど二度と同じのが出ない辞書が教えてくれた。
lingua、言葉の語源になるもの。自分のtubaの音は、自分の声であり、自分の言葉。
この素晴らしかった3ヶ月を経た自分は、どうだったのだろう。
2ステージ、文字通り限界に挑戦した。どうだったかは、分からない。
それは僕のものではなく聴いてしまった人たちのものだ。
ありがとうございました。
大阪初売りのCDもよく売れた。出来立てのこれは大好きだ。
終わった後の裏のバーの食事もお酒も美味しかった。
あいつはよく喋るやつだ、といわれているだろう。そうだろう、特に今は。
体の奥底からまだまだ溢れていくのが止まらない。楽器を置くと言葉になってしまう。
この日はありがたいことに撮影禁止ライブでした。僕は客席をほとんど一回も見なかった。
撮影を禁止すると演奏中に人は音を聞かずにパンフを見る。感覚が知識の飢えをもたらすの?
でも高岡大祐が何者かは、今そこで起こっていることが、すべてですよ。
怒りも憤りもしないで、ただ、損だなあ、と。
ますます形のないものへの気持ちばかりが高まっていくのは年々、年を経るごとに。
僕はこの日の演奏がすきでも嫌いでもない。この日の僕そのものであったと思う。
撮影禁止だったので、写真はありません、あしからず。
*追記スタッフの方が撮影してくれていました。
記録も残りました。写真追加します



撮影yasu

追記:ソロをした後は、無性に誰かと演奏したくなる。
そしていままた、とてもソロがしたい。ここのところ山の中で一人で吹いていたからだろう。