オフ、市場、プライヴェートライブ

昨日意外と早く帰ってきたのであんまり疲れていない。
朝飯食ったけど今日は市場だから買出しにいかなくては、と遅い昼過ぎに出る。
市場はそろそろ閉店準備が始まる時間で安売りの声も高い。
ミントとパクチーを4束買って(んで80円くらいだ)路上を見ると、おお、やってる。
こっちの路上市場では残り物や期限近い食物を放置しておいて自由にもって帰れるようにしているのが多い。
ここは大きな市場であちこちでやってる。
さすがにエトランジェではあるので少しは遠慮したがみかんなどの果物とラディッシュ、トマト等をいただいた。
思わず売り物ももって帰りそうになった。紛らわしい。
 

帰り道で向かいからやってきたインド系と思しき男が
「昨日のライブでのtubaソロはとても美しかった、ありがとう」
と通りすがりで微笑んだ。
こういうことがあるから、ここでの音楽生活はたまらない。
市場で野菜を売り買いするかのように、音楽もちゃんと面と向かっている。


一度戻り一段落したらサンジルに向かう。
写真家の友人ミレーナが家でプライヴェートコンサートを開催している。

馴染みの通りにある彼女の家に上がるともうすでにライブやってる。

グレッグの兄のイヴァンと彼の相棒のデュオ。お客さんいっぱい。
奥に座って鑑賞。イヴァンの歌は基本的にシャンソンでフランス語のみだから僕には分からない内容だけど
今日のコンビはとても良い。
相棒氏は小型ギターや変わったバンジョーなんかを巧みに操りどれも弓弾きも披露。面白い効果。
良いライブだった。
終わった後は持ち寄りのパーティー
うまい飯もいいが甘いもの好きなミレーナのためかあお菓子がものすごく美味しい。
ほとんど飯食わずにお菓子食べてた。本当におそろくほど美味しいんだもんな。


パーティーは思ったよりあっさり終了。
こないだのラジオの担当者デボラの息子とミクさんとこの楓と遊びまくる。ト言うか遊ばれまくる。





百面相や鬼ごっこ、かくれんぼやったあとはセッション。

こっちにくると子どもは天使か、と思う。
シャイじゃないんだ、そこがいい。
なんでこんなにいいんだろう、親たちに聞いたら「私たちが率先して楽しんでいるからかな」だって。
楽しそうな大人たちを沢山見ることによって子どもたちが得る希望。
ごく普通の在り来りのような気がするこのことが、僕らの住む日本に失われつつあるのではないかと思う。
嘘偽りなく、誇りをもって愛する者と生きる人たちが好きだ。
困難はいつだって誰にだって、だから何だよ、愛する者を見聞きするまなざしはいつも痛みなく美しい。
あまりに遊びまくっているのでこの子たちの父親だと勘違いされる。あはは。


そう遅くない時間に立ち去り家でぼーっと考え事してたりしたらなぜか寝てしまった。