trance formation@murmure

起きたら屋根裏の小窓から見える雪。
今年一番の寒波がやってきた日。イギリスでは一部マイナス20度まで行きフランス南部も凄いらしい。
あちこちで交通マヒが起こっている様子。
というわけで出かける前はひたすら家でのんびりした。久しぶりのこの感じ。
だいたいライブの入り時間が遅いのが普通のこちらではライブ前にみんなで家でディナーなんてのもありなくらい。
この時間の余裕はありがたい。
昼寝までできて幸せ。


夜前になってやっと出かける、いや夜か8時半だから。
今日のライブはトランスフォーメイション、グレッグ率いるアフロビートバンド。
トラムに乗って会場最寄駅へ、到着するとみんなセッティングが終わりかけているところ。
生楽器は生音なので相変わらずセッティングは楽(その分演奏はきつい)。
今日はハディがいないということでジョアオがゲストに呼ばれていて、
南フランスから帰ってくる予定だったオリヴィエも帰ってこれないかも、という話しだったが
無事に到着しており、さらにオリヴィエの友人のアンドリューが参加して打楽器3人。


結果ものすごい大音量の太鼓合戦になった。吹くのきついけどきいていて楽しい。
アンドリューなマリの大きな太鼓をそれはものすごい音量で鳴らす。
低音がすごすぎて爆音アンプリファイ・ゲンブリの音をかき消してしまうくらい。
ジョアオの叩くハイハットがカルカバに聞こえて仕方がない。
ロッコ音楽をそれほど知っているわけではないのに、この男さすがだ。
2部でアフリカ人男性客二人が前にきて踊ったのがものすごいカッコよかった。
アフロビートとかやっててアフリカ人が踊ってくれると嬉しい。

まけじとグレッグも踊る。手足が馬鹿長いのでものすごい迫力。

こういう音楽、聞くのは大好きだけど、やると自分の音楽ではないな、と思う。
消極的な意味ではなくて僕はバンマスに呼ばれたメンバーで、一部だ。
借り物の音楽は出来ないたち。出来ることを全部するだけ。
このバンドはパーティーバンド、おどってもらってなんぼ。
お客はヒドイ酔っぱらいもスタッフも含めて喜んでもらえてなにより。





うまいビールで乾杯。最近はブリュッセル産のビールに焦点を絞っている。
日本じゃ飲めないものなあ。

それにしても大雪で交通麻痺しているというのにこの時間に客満杯とは店も凄いし客も凄い。


みんなお金とか関係なく遊ぶのが好きなんだわ。
終演後うだうだしているとやはり2時半とかになる。ジョアオに送ってもらって無事帰宅。