KuRuWaSan@masion de la creation

朝目が覚めて寒さが増していることを感じる。暖房なしもそろそろ限界かな。
外に出てサンジルの靴修理屋にいって破れたブーツの修理を頼む。
英語は?ときいたら全然駄目?と言われまずOK。超片言のフランス語と身振りと英語と日本語でなんとかなる。
5ユーロ、これで治るなら安いなあ。


家で煮込みを作って食べる。じゃがいもと鶏肉とにんにくローズマリー。自炊はうまい。
ほどなくして夕方にクルワサンのライブのためメゾン・ド・ラ・クラシオンに出向く。メトロで数駅。
この距離がすでにブリュッセルっ子には「遠いらしい」みんな近場で済ませすぎだよ。
以前何度かワークショップなども行ってきた公共系会場。
あの時はひやひやもの英語で数時間もワークショップの講師をしたもんだ。

みんなセッティングがすむギリギリ前。パクヤンのみが鍵盤にPA使用で他は生音。
なのでセットは楽だ。
よく自分の音が聞こえるかどうかものすごく気にする人がいるが僕はあまり気にしない。
第一生音でもベルは耳の上のあってtubaの音はよく聞こえていない。
たとえ聞こえなくても良い、という考え方が自分にはある。


ライブ前には溜まっている各種作業のために持ち込みpc作業。
サンドイッチやサラダ、デザートなどの夕食も用意されていてそちらもいただく。
8時から開始、はブリュッセルにしては早すぎで30分はたっぷり押す。
かましいバーでないこういうコンサートプレイスでライブするのはやはりいいいなあ。
少し客席とステージの距離が開きすぎているけど、そこは歩いて縮めた。
ドラムと鍵盤が轟音を奏でると自分の音はほとんど聞こえないが慣れているし体の感触で聞く。
音楽が音になる前に瞬間を延々と体感。
みんな落ち着いて聞いてくれるのでやりたい放題やらせてもらった。
2部終了後まさかの大アンコール。アゲアゲの曲で終了。




終演後バーで機嫌よく飲んでいると(ここのバーは品揃えも値段も素晴らしい全部2ユーロ)
各方面から絶賛の嵐。僕らは少しきょとん。だって普段どおりといえばそうだったし。
客も友人も褒めまくり、会場関係者で韓国のイベントとかをやっている人が韓国への招聘を考え始め
フランス、アヴィニョンのフェスへのプッシュ、ラジオ局からこの日のライブ録音の放送の許可など、
なんだかすごい盛り上がりをしている。
いいライブかどうだったか、自分たちで決めつけなくても良い。


楽しい夜だった。帰りはダニエレに家まで送ってもらう。
パクヤンが実家から電気ヒーターを借りてきてくれて助かった、深夜から大寒波でギリギリセーフ。