録音4日目、KuRuWaSan@el negocito gent

録音四日目。
11時につくと暗い部屋の中にリンがいた。
皆は10時に来るといっていた(僕は11時)が誰も来ないという。
時間にゆるいこの国に加えてみんな疲れも相当たまってきている。
具体的なものにかける作業は結構辛い。
昼飯はニコとモロッコ軽食屋で久々にドゥルムピタ。中身はレバー焼きソースはサムライ。

カフェのスープに飽きかけていたところに肉で喝。
この日は二人のゲストが参加、ワタンベと先月ベルリンで世話になったエルス。
ワタンベはジョヴァンニのドラムを借りてエルスは小さいバラフォンと小物多数。
ワタンベの登場あたりから何故かジョヴァンニが姿を消す。why。
メンバーが加わって気持ちが変わったところに加えて、エルスはなんだかよく分からないエネルギーを
多量に持っていて急に皆をプッシュアップしてフレッシュな気持ちにさせてくれた。
時にプッシュしすぎて暴走しそうになるけど。



6時過ぎ頃に終わってワタンベとパクヤンと僕は荷物をまとめてライブの準備。
出発間際にパクヤンはアパルトマンの住人全員参加のパーティーに軽く顔を出しに行く。
ワタンベと僕はエルヴィンジョーンズの音楽聴きながら茶のんで待機。
グレッグも合流していざ出発。
雪はかなり収まっていて高速道路の移動もスムーズ。
久々のネゴシートはゲントの即興演奏の中心地。
本来は南米料理のうまいバーだがオーナー・ロジエの音楽好きが高じてライブカフェに。
ちなみにロジエは今日は休暇で休み。
今日は特別なゲストが登場、ゲント在住ドラマーのランドル。
見た目に思わず「若い!」といってしまうくらい若い。10代に見えるが21歳。
最近我々の情報網に登場した期待の若手。


ライブの準備をしていたらジョヴァンニバルチェッラがやってきた。相変わらずのサンタっぷり。
ロジエ不在で手伝いに来てくれたらしい。助かる。
パクヤンはここに最近入ったピアノも使用。PAのセットをジョヴァンニがやってくれる。
ワタンベはジムのペイントドラムをライブ初お目見え、皆の賞賛。
ランドルのセットの横並びに彼がいる。

ライブ前に飯を食おうと思ったら場所もなくて後回しに、軽くパンとサルサ、チョリソとチーズ。

これでも十分にうまい。ビールはこないだ飲みそこねたブルージュのトリプル。
客席には犬に見えない犬がいてうろうろ。皆に可愛がられる。こいつはライブ中も上がってきた。

急に客席にジョヴァンニディドメニコとマチューの顔が。わざわざ見に来た様子。


クルワサン+ランドルのライブ。
うーん、ランドルすごい。どこで修練積んできてるねん。細身の体だがパワーもスピードも十分、
イデアも豊富で高速の中で音色を重視したプレイなど目をみはるものがある。
ワタンベとのコンビネーションも良い。ドラムが良いと楽しい。
パクヤンは音量が大きくてライブにはこれくらいでいいだろう。
ホーンズはマイク無しで少し苦戦か、その中で出来ることを引き出す。

料理女史の勤務時間の関係で休憩時間に食事。ここの料理は美味しいので楽しみの一つ。
僕はお気に入りの海のスープmariscal。

ムール貝や蛤のような貝類、魚などをアツアツに煮込んだ旨みたっぷりのスープ。最高。
ほっとして2部。
音量的な難しさは残るしここは客がかなり音楽を聞かない店なのだがその中では聞かせた方だと思う。
ランドルは非常に楽しませてくれた。末恐ろしい若者。現在14のバンドを兼任しているとか。
アドレスを交換、これから楽しみ。


結構早めに片付け終了して出発。
バルチェッラとは来月セッションする予定を立てる。
車で色々話。気の重いことも多かった本日。
とりあえず戻り、バタンキュー。