giovanni,jordi,daysuke,watanbe@cafe murmure bxl

あまりに疲れていたので目覚ましもかけずに眠れるまで眠る、つもりが起床。
朝帰りで朝からリハ、しかも難しいアフリカトランスのリハ。きつい。
しかしリハ会場はベッドの真下の地下室である。文句言うまい。
三々五々集まるメンバー。ここはベルギー、時計の針の進み具合は違うのだ。
お茶のんでパンつまんでリハへ。
ああ、しかし難しいなあ、エチオピアの曲のひとつがどうしてリズムの頭が分からない。
ロッコベルベルのリズムもよく考えると全然わかってない。
ベニンの曲なんて歌えるのにリズムが分かっていない。
どれも吹くことは出来るのだが耳に性格に入ってこない。
こんなことは初めて。
としているうちにワタンベがやってきた。用事ででかけるジョヴァンニと入れ代わりに参加。
ポカーンの彼。慣れてきている僕でもこれは厳しいのだ。



ひとしきりやって終了。
ちょいとだけ買い物周りをして帰ってきて飯。
戻ってきて軽く飯。パンサラダチーズハムだけでも立派にうまい。


夜8時半にジョヴァンニとワタンベが車でこの家へ、積み込んで出発。
といっても歩いても行ける馴染みのバー・ミュルミュル(日本語では書けない)。
すぐについて積み下ろし。まだ人は少ない。
適当にセッティングしてまつとジョルディがやってきた。
彼は一番家が近所だがベルギー人、とりわけブリュッセラーはたいてい時間に鷹揚だ。
ワタンベはジョヴァンニのミニドラム使用、ジョヴァンニはピアネットで小規模、
ジョルディはバスクラ、ソプラノ、フルート、バンスリなど。で僕はtubaだけ。
ほとんどみんな生音だ。
10時過ぎの開始までビールを飲んで待つ、ここはシュフがうまい。

見渡すと会場は満席、カウンターの前は立って飲んでいる。
1部開始は小音量、波が寄せるように変化。
ワタンベのドラムの位置が奥まっているせいか音が引っ込んでいてプッシュにかける。
休憩中にドラムごと引っ張り出す。
そのおかげか、2部のエネルギーは凄かった。バリバリと大音量生音で鳴る電気マイルスバンドか(矛盾だ)。
全編どインプロなんだが、ソロや大きな展開が終わる度に客から歓声と拍手。
これこれ、キャッチだ。
全身汗だくになるまで吹ききった。気持ちええ。


終わってからももちろんビールが進む。メンバーの顔も晴れやか。
僕は休憩中にドラムを引っ張り出し、ジョヴァンニはジョルディに「もっと死ぬ気でふけ」と発破かけていたらしい。
いい爆発だった。


こないだラカトシュの無料コンサート見たおっさんワインバーがとなりなので今日もやってないかなあ、
と思って見に行ったら、看板は出ていたけど本人不在でバンド演奏していた。
2ndヴァイオリンだった人が水を得た魚のようにいきいきしていた、やっぱりそうか。
あとからあとからやってくる友人たちと乾杯重ねていたらふらふらになってきた。
しかもみんなライブのあと、全然帰らないんだなこれが。
ここミュルミュルはベルギーで最も空気の悪いバー、ともいわれていて、
堪忍してくれ、というくらいタバコ臭い。寒くても外に出るわ。
3時過ぎだかなんだかにようやく片付いて出発。パーティーモンスターのジョルディは当然居残り。
かえって着替えたら疲れでバタンキュー。