2ビール

3時間くらい散歩、雨の中。
もうものめずらしさはまったくないのでただ歩き回る。
ヨドバシみたいなのを偶然見つけたのが見っけもの。
途中しっこがしたくて、しかし公衆トイレはなく揚げ芋屋フリテリーで借りてついでに芋も買う。
ベルギー国民食フリッツ、ようは揚げ芋フライドポテト。
フレンチフライ、というのは、アメリカに移民したベルギー人たちの屋台で彼らがフランス語を
しゃべっていたから。
これを知らなかった馬鹿ブッシュはこの国で「フレンチフライ」といって首相からも国民からも
公式な場で馬鹿にされて、馬鹿ブッシュはとさかにきてホワイトハウスの食堂のメニューを
「フリーダムフライ」に変えた、という馬鹿話はこっちの人はみんな知ってる。


早い夜に軽くビールを飲んだ。
グリンベルゲン。昨日のleffeと同じアビイ、修道院の指導で作り始めた種。
家飲みってしてなかったけど、いざスーパーにいくと安さに驚いて買ってしまう。
1本75セント。感覚的には75円。
これ、日本のバーだとたぶん1500円とかだぜ〜馬鹿みたい。
輸入もんなんてそんなもんだよ、僕は絶対に日本以外で和食の外食はしない。


グリンベルゲン、うまいなあ。
似た名前のゴールデンベルグは店でも売ってないなあ、近所の400種類バーで飲もう。


空腹で酒飲んだからか、はたまた石畳雨の中の散歩の疲れか、子供のような時間に寝てしまった。
起きたら夜中3時越えてる。
今日は朝からリハだし、夜は楽しみにしているライブ鑑賞があるので
これは寝酒しかない、とナイトショップへ。


ここいらで一番のフリテリーの近所のナイトショップは
売り場がアメリカ方式になってた。仕切られた小窓から銭渡すタイプ。
強盗でもあったのかな、ベルギーで初めてだ。


DUVELを購入。ちょっと高い2ユーロちょっと。
僕は普段デュヴェルは飲まない。
ホップの香りが高いのはいいけど、味わいがベルギービールらしくない、見てみたら
1871年、やっぱりホップ香の高いドイツビールやチェコビールが流行った後の
追随ではないのだろうか、と思われる。
ゴールデンエールって、マイケルジャクソンという有名な歌手と同名の
有名なベルギービール評論家イギリス人(ここが肝ね)が広めたビールだよなあ。

じゃあなぜ買ったか。
僕はこれ飲むとなぜかすぐ酔っ払うのだ。
もっとアルコールが高いウェストマルとかビッチとかよりも。
寝酒には良い、もちろん味は日本のビールに比べればましだ。


まともに飯を食わなかったのであてとして、
マッシュルームとチコリと生ハムとBIOのパルミジャーノのサラダ。
おわんいっぱい作ったがたぶんこれで50円くらいだろう(もっと安いか)
ワインのように香るBIOのオリーブオイルをかけて。


あっという間に、酔うた。なんだこれは。