kuruwasan,crappy miniband@tachelees berlin

起きたら快晴。
皆が起きる前に有線でネット作業。
皆勝手にだらだらと起きてきて過ごす。
昼から楽器の整備と基礎錬。
こちらでは故障するとことなので丁寧に。
一人でやっているとニコがおんぼろギターで参加してきたkるあではよかったけどグレッグも参加してきてセッション風練習に。
ちょっと一人にしておいてもらいたかったなあ。


2時半くらいにみんなやってきて荷物の積み下ろし。
ベルリン市内を横切って車で移動するのはまるで観光。
壁のあった辺りやかのチェックポイントチャーリーのあたりは観光客がにぎわう。
壁崩壊から20年、僕が前にきた9年前からも風景がずいぶん違う。
車内でかかるラジオでやたらにかっこいい曲が流れていて思わずデジカメで録音。
そういえばドイツではこうやってラジオにあたりが多い。


これぞスクアット(不法占拠物件)という場所がtacheles
元、なのでが見るからに、な感じ。
壁崩壊で欧州中に広まったスクアットのなかでもかなり有名。
webの写真を見て覚えていたのだが、宇波君が確かここでやっていたなあ。
今は公共の手が入っているのだとか。
しかしグラフィティだらけのここは見るからに、だ。
少しだけ小便くさいのもご愛嬌。
オーガナイザーのケンの先導で荷物を積み上げる。
最上階にあたる場所が会場のよう。
パクヤンが直接の交渉、なんか雲行きが怪しい。
この日、ダブルブッキング、しかも相手は日本人DJイベント、こちらの告知はなし。
というまあまあ最悪な状況。気にしていてはやってられん。しかしお前ほんとにドイツ人か?
とりあえず荷物をステージにおいてぶらぶらそこら辺を歩く。
ジョアオはドイツ学校出身ということでドイツ語達者でびっくり。
ドイツ語はほかの欧州言語とは結構違うのである。
これでみんなの会話言語は、フランス語、英語、オランダ語、イタリア語、スペイン語、日本語、ごっちゃになってきた。


久々のドイツだからケバブでもいいな、とか思ってたら安いドイツ料理の店発見してはいる。
家庭的ないい感じ。ベルリンが物価安いのは本当かもなあ。
久々の白ビール、でかいグラスがうれしい。頼んだのはチキンコルドンブルー。
乾杯して馬鹿話。このメンバー、話題に困ることはない。
チキンはチーズとハムを挟んで焼いたような揚げたような、にフリテン。
これで5ユーロなら上等。


戻ってセッティング。僕はマイクもなしの生音なのでひたすら楽。
なんかセッティングの雲行きも怪しい。PAはひたすら爆音ノイズでシステムチェックしてるし。
まあ僕はぶらぶら。
今日は3バンドやる予定だったのだがダブルブックの関係で短縮、クラッピーミニバンドとクルワサンの2バンドに。
どちらにせよ僕は二つとも出演する。
そうこうしているとDJチームがやってきた。混乱している様子。そりゃそうだ。
最初だけ英語で話しかけて後は日本語それも大阪弁に。
いろいろと仕切っている様子のIKU君は大阪しかも家がものすごい近所だった。
お互い困っているところだがそおこはなんとか譲り合いでやってけるのはさすが日本人。


こちらはノー宣伝のあおりでぜんぜん客が来ないのでしょうがないから開演を少し押して興味のありそうな人に声をかける。
やっぱ有料には厳しい?外国から来たバンドがたぷり見れてたった5ユーロよ。
客入れの間さびしいのでお願いしてDJもしてもらう。
夜になると冷え込みがきつくなってきた、暖房なんてまったくない。表に面したオープンバーはめちゃくちゃ寒いのに人が集まっている。
お前ら寒くないのか?さすがだ。
客のことなんて気にしてられん、そんなもん日本で慣れとるわい。
最初はクルワサンから。パクヤンの無邪気野放図な鍵盤、グレッグは最初バリトンだが後はずっとアルト。バリトンのほうがずっといいんだがなあ。
ジャズくさくなるとやる気がそがれる。マイクがないのであまりラインをやってもしょうがないので、上できままに吹かせてもらった。
ジョアオ、やっぱりすごい。素晴らしいドラマーだ。来年3月に初来日します。
この日彼はドラムの椅子が折れるまで熱演。


んで、次はクラッピー。
おお、久しぶりだ。しかしバンド健在。
やっぱなんか気持ちよいなあ。楽曲とインプロの往復。
ロックな曲では久々に爆音で吹かせてもらいました。
このバンド終わるころにはちょいとお客も入っていた。


ビールもらうのにも最初は悶着があったが後は普通に飲む。
なんかどれもおいしくない。おかしいなあ。
ベルギーの芳醇なのに慣れすぎたか。
DJタイムになって皆は踊り狂っている。
僕はステージでそれを眺める。
不審者が多いから、という案内で途中で荷物を動かして(そしたら目の前でコソ泥が追い出されていた)
外に出て夜食。
ちょうど隣のエジプト屋台がやっていてそこで合意。やった、ケバブが食える。
ちょっと変わっていてセサミソースたっぷりのチキン挟んだやつ。
普通にうまいよ、しかも安い。
まわりはベジタリアン用のファラフェルとか食べているがこれが異様に硬くておいしくない。
サラダ分けてもらったらセサミソースに思いっきり生にんにくが入っていて驚いた。


戻って荷物を積み降ろして車に積み込んで、ここでなぜかバケツリレーのような張り切りよう。
みんな楽しそうだなあ。
なんか年を感じるぞ。ここで俺がいちばん年長だ。
そしてますは宿泊先であるエルス友人宅へ。
積み上げたらみんなのみに行く、というので辞退して居残る。
一人ゆっくり湯船に浸からせてもらう、幸せ。
出たらみんな戻ってきていた。結局飲まなかったらしい。行かなくて良かった。
ほどなくして就寝。もう4時だ。