ソロ@博多マイティガル

朝の目覚めは家主の「あー記憶がない!」という叫び声で。
夜更かしとむちゃくちゃであまり眠れなかった。
旅ばかりしている僕はどこでもいくらでも寝ることによって体力を回復するので少しきつい。


昼ごろに水族館喫茶室に行き友人と待ち合わせ散歩。
昨日から気になっていた麦とろろ屋でランチ。うまい。

最後のお汁粉と塩こぶがきいている。


そのまま中州まで出て以前一緒に展示とライブをしたテトラというスペースに行く。
非常に面白いへんてこな展示をしていて、こないだの大友さんのwithout recordもそうだが
こういうのはゆっくり楽しめて好きだ。歓談後退出。
箱崎に戻り荷物を引き取って博多へ地下鉄で。


夜は博多天神のネパール料理店でソロライブ。
これまたまったく初対面のお店。
投げ銭でのライブ。

ふと思ったのだが、自分のことをまったく知らない人たちの前で音楽をするということ。
演奏者の予備知識まったくなく、その人の音楽や楽器にまったく興味のない人たちの前で
演奏をしてお金をもらう。
なかなかなものだ。
人はギターであったりロックであったりジャズであったりパンクであったり
民族音楽であったり民族楽器であったり管楽器愛好趣味であったり
そういうの目当てでくるのが多い。
私はtubaや管楽器愛好家、ジャズファンや民族音楽愛好家のために
音楽を演奏することはない。
自分自身はいろいろなものが好きだけど、音楽が好きな人のために演奏したいとは思っている。
よく音楽は知らない、という人も含めて。僕だってよく知らない。


まったく未知の場所で二日間ソロをやるといろいろと感慨深い。
なんと10数年ぶりに偶然に再会できた人もいて、嬉しかった。
あのころの僕と今の僕はまったく別人のようらしい。

マスターのクマールさんのマトンカレーディナーが最高においしくて
(ネパールカレーでは今迄で一番おいしかった)支払いの段で
これは僕からの投げ銭、といわれて恐縮しながらも嬉しかった。

芸は身を助ける、というがおかげさまで昨日も生き延びることができた。
ありがとうございました。