フィッシング気分

珍しくライブのない日々の日記が続く。


急遽立て続けにブッキング作業の鬼になっている。
電話もするし現地にも顔を出すが基本的にはメールでの連絡が主だ。
メールは「非同時コミュニケーション」だ。一応手紙のように送信と返信を繰り返す。
気分は釣りだ。
いくつもの釣竿を立てる。釣れるかどうかのあてはない。
しかし別に大物目当てでも知らない中でもないのでなかなかうまくいくことのほうが多い。


辛いのは無視だ。
これはブッキングに限らないが、無視されるのは人間として本当に辛い。
存在の否定、なんていうと馬鹿みたいだが、そんな気分になる。
子供の頃典型的ないじめで無視されたことがあったが、あれは何よりも辛い。
ただのいじめなら、まあ無視できぬように後ろから思いっきりフルスイングで重くて硬いもので
どつけばよいが(それでも無視できればたいしたものだ)
大人になってからの社会での無視はまた意味が違う気がする。
よく人はその人と誰かの関係を一方的に決めたがる。
いや、あなたとは終わりましたから、はい、そのつもりで、とか
あなたとわたしはこうです、はい、とか、あるとき一方的に言い切られる。
え?そっちからだけ?こっちの話しはなし?みたいな。
最近つくづく音楽はコミュニケーションだと(単純な意味においてではなく)思うのだが
コミュニケーション断絶は、辛いことが多い。
自分に一方的に非があるのではないかと思ってしまう。


というわけで私、あなたの連絡待ってます。
夢のような目くるめくライブがしたいのです。
お待ちしておりますわ。