BOILERZ+谷本仰@博多new combo

daysuke2009-07-27

小倉から博多へ。
車で向かう途中に仰さんお勧めのすし屋へ。
玄海の海が見渡せる美しい場所。昔を思いだす。
12貫のセットを頼む、これが滅茶苦茶にうまい。
さよりにおきゅうと乗せたのなんかここでしかありえない。
金太郎など珍しくておいしいものだらけ。
最後のほうは全部魚じゃなくて海草やかぼちゃの浅漬けなどで〆るところも泣かせる。

食い終わったら海へ。
最近の大雨の影響で海の水は層を成している。
こんな荒れた海でも元気に泳ぐ子供たち、水難が心配だ。
砂浜に流れ着いたものを見て歩く。
しかしなんで必ず浜にはイチジク浣腸が流れ着いているのであろうか?


ほんで温泉には予定の行かずに博多へ。
これには個人的にちょっと理由あり。
道中は懐かしいCDたちを聞いて盛り上がりまくる。


博多のあたりは車が混んでいる。
九州自動車道は土砂崩れで両方ともが塞がっているらしい。
車が飲み込まれ乗客がなくなってもいる。
早くつきすぎて店が開いていない、ぶらっとして戻ると開店していた。


4ヶ月ぶり近いニューコンボ。
ワタンベは持ち込みのミニドラムをセット、僕はマイク借りるだけで楽なもの。
セッティングとサウンドチェックが済んだら食事に出かける。
店長有田さんお勧めのモツ鍋屋。
博多モツ鍋をちゃんと食べるのは初めてだ。
なかむら、というお店にはいった瞬間にジャズがかかっている、壁には
知っているジャズマンのサインだらけ。なるほど。
酢モツが出てきてそのまま鍋へ。出汁がたっぷり効いたつゆの鍋。
とてもおいしい。たまらず追加。
周りを見るとみんな追加しまくって僕らより食べている。
最後にちゃんぽんで〆、大満足。

戻っても腹いっぱい。そしてなんだか寒い。
客入りを待ってスタート、いきなり3人から。
PAの音が大きいのか小さいのかステージでは判断しづらい。
かといって生音の距離が近いようにも感じられない、ということに苦戦する。
機能の演奏に比べるとどうして内省的な印象の演奏。
勿論悪いわけではないのだけれども。
いろいろと仕掛けてみるけれど客席から返って来るエネルギーを感じることも難しい。
距離感の難しさが終始気になる。

しかしライブはダイナミクスだ。
変化がないとライブとはいえない、ましてやインプロヴィゼーションだ。
この日の音はこの日の音。聴いたあなたのものだ。


終演後は片づけをして泊り先と明日の佐賀の関連の打ち合わせ。
車で少し行った先にあるという博多の上海素麺工場という劇団の稽古場兼舞台に
我ら三人は泊るらしい。
地図をナヴィして無事到着。劇団員の方々がまだ幾人かおられる。
恐縮して荷物を置かせてもらうがこれが凄いおもてなしの始まり。


座長らしい方と話すとなんだか知人友人の縁が多そう。
ここはフェダインのラストツアーもやった場所らしい。
懐かしい臭いの元はそれだ。
不気味な人形もあったりそこかしこに面白いものがある。
僕らはそのまま風呂へ直行、温泉銭湯があるのは助かる。
そろそろ疲れの山が来ていることを身体が訴えている。
まず身体が冷えている。モツ鍋を食ったあたりからそれが強かった。
肉や魚ばかりを食べ続けているとどうも身体が冷える体質のようだ。
こういうときは大量の野菜特に根菜を食うのだが旅中はなかなか難しい。


風呂に入って漬かりまくる。ぬるめで長く入れるのも良い。
自分には珍しくサウナにも入って疲れを感じる右肩の後ろ肩甲骨の辺りに塗りたくる。
汗かいて流して出て、みなで九州特有の安いコンビニによる。
僕はどうも酒は飲まないほうがよさそうだ。
のめるかどうか分からないけどチュウハイ少し(89円)とチョコベーグル。
ワタンベ先生はさすがの強靭な胃、宮崎名物チキン南蛮大盛り弁当。


帰ったら劇団の人はいなくて、お酒やおつまみがどかんと積んであった。
冷蔵庫には極上の地ビール。これは頂かないといかん。
とはいえ身体がもとめていないかんじばりばりなので、グラスに1杯くらい。
後は水呑んでみんなと話。


仰さんと渋さやってたころの思いで話しに花が咲く。
あの頃は無茶苦茶だったけど、面白い体験の連続だった。
とんでもないエネルギーを放出し続ける個人の集団。
あそこにいれたから、20代後半のしらけたりぼけたりしがちな頃を
ひたすら熱く過ごせたのかもしれない(あほな無茶もたくさんあったけど)

一人ずつ倒れ寝ていっておどろおどろしい人形を見ながら就寝。