湯田温泉でオフ

この日は唯一のオフ。いろいろ考えて湯田温泉にもう一泊する。

昼前に起きて飯へ、昨日から気になっていた肉屋の軒先で食べさせてくれる煮込みの店へ。
客もテーブルもないところに頼んでみると椅子とか出してくれた。
僕はトリッパのトマト煮込み、ワタンベはピリカラホルモン煮込み、ご飯と唐揚げも。
これが大当たり!さすが肉の専門店プロの味。ポスターを見ていたら山口県産の和牛それも
ついに三頭しか出荷しないという無角牛というのとかを
贅沢に使ったメンチカツなどこれは隠れた名店。
肉のうめや。素晴らしい、大満足。

このまま散歩に出発、ここでいきなり傘を肉屋に忘れる。
で、山口の芸術上情報センターワイカムに遊びに行く。
ワタンベはダンスの公演で、僕は口八丁で演奏したことがある。
久々の波型屋根。
ダンスの展示を見ていたく感じるところあり。これは素晴らしいと寝転がって見る。
他の展示もずらっと見て図書館で読書、というか大阪に帰って予約する本の目録を作る。
表に出るとすぐれない天気。向かいの大きな木に白い鳥が大量にとまっているのが気になる。

道には災害救援の自衛隊の車も。やはり大変だ。
そのまま勢いで山口駅付近まで歩く。
路上にて謎の物体を多数見つける。

サンダルを物色して山口でレコードといえばのディスクボックスに立ち寄ってさらに物色。
欲しいものがたくさんあるがぐっとこらえてそれでも一枚。
一楽さんとカンテーファンと川端一さんのトリオのCDは見たことなかった。
店員さんと少し立ち話して退去。
また根性で歩いて湯田温泉まで帰る。
ふとやけに安いラーメン屋で夕食をとっていたら豪雨再来。
傘のある肉屋まで取りに帰りついでにコロッケを所望。これが無茶苦茶うまい。
値段とのバランスでは生涯一のコロッケではないかと思われる。
一口食ったワタンベが橋って買いに戻ったほど。ここにはまた来たいものだ。
近所にこれまた凄くよさそうな地酒を売る店があって、そのまま夜用の酒も購入。


オルガンズメロディーにいって佐々木匡士さんのワンマンライブを見に行く。再会も久々。
これが面白いのなんのって、残っててよかった。ありとあらゆるアイデア。それだけじゃないかたち。
歌の奇妙な面白さに引き込まれ次々現れる展開に唸る。
1部の最後では料理をしその音をループさせて蒸し煮にしている間に歌を歌って
ノイズをバックに仕上げるとは。
しかもこの料理が休憩中に食べれる。
野菜のスパイス煮込み、大変おいしかった。噂の料理の腕前も堪能。
2部はいろいろさらに聞かせてくれる。
学生時代にtubaを吹いていたのが題材の「tubaと僕」とか、思わず聞いてしまう。
ラストはドラムまで叩いて大活躍の大団円。
11時までのワンマンショー、退屈などと無縁の楽しい時間だった。
しかも嬉しかったのは以前山口でお世話になったこだまさんとツネ君と再会できたことだ。
今度は是非タイバンとかしてもらってゆっくりしようよ、と話す。
佐々木さんにも感謝。ほんときてよかった。

この後我らはすぐそこの温泉銭湯、亀の湯へ。
現在水害援助で半額、というのが関係ない僕らにもありがたい190円。
その後はとっておきの山口の辛口純米酒「貴」をあけて乾杯。
思わずまた盛り上がってしまい日の出まで、一升瓶を空にしてしまった。