BOILERZ@湯田温泉organ’s melody

昼前に目が覚めて早速荷物を持て出発、広島駅のすぐそばにある古いいい感じの市場の中の食堂へ。
刺身定食を頼んだら昨日食べてなかった地物の蛸があってうれしい、広島は蛸うまいです。
いきがけにおやつの揚げ物も買っておく。

おいしさを堪能して大槻さんにお礼を言ってお別れ、一路山口湯田温泉へ。
ここへは鈍行で3時間半だっけ。
もはや慣れてきた鈍行移動。
山口方面はここのところの大雨の影響が心配だがこの日のうちは何とか大丈夫かという感じ。


新山口から乗り換えて湯田温泉駅降りたらけっこう激しい雨になっていた。
傘も差さずにあてずっぽうで歩いて今日の会場のオルガンズメロディーへ。
中に入ったらなんだかサッカー選手みたいな人がアコーディオン片手にサウンドチェックしている。
今回タイバンのステファンコだ。初対面。きさくだ。
僕らはサウンドチェックというよりは音だし。ノーマイクで客席で演奏することにした。
ワタンベの特製ミニドラムはとにかく場所をとらない。


準備の後に今日から二連泊する宿に荷物を置きにいってから食事へ。
ワタンベはワイカムに出演したときにこのあたりに泊っていて、いったことのある食堂に
ステファンコと三人で行く。
3種類のおかずを選んで自分好みの定食がつくれる。
お袋の味、と表にあるがいやいや、うまいプロですがな。
堪能して会場に戻る。
今日は僕らより前に二つ地元のバンドがタイバンで入っている。
しかし山口の大雨は深刻で防府などのほうから来る国道は寸断されていて、この日に山口で二万世帯が避難生活に入り、広範囲で断水していてしかもそれが1ヶ月続くという。
土石流で亡くなっている人も多く出ているし、こんな中でライブというのは。
とおもっていたらドラびでおの一楽さんがひょっこり現れた。
多忙で来れないと聞いていたのだが、一楽さんの家も断水と避難勧告が出ていて
それで避難してきたとのこと。
なんにせよ再会はうれしい(お前の日ごろの行いが悪いから、って言われたけど)。

2バンドを終えたらステファンコ。なんだか怪しいクロスにお香をたいて蝋燭も並べ変な儀式のよう。
と思ったら歌のほうは思いっきり飲み屋の酔っ払いのようでライブハウスがいきなり居酒屋と化す。
なんだか焼き鳥とチュウハイが欲しい。
野次も飛ばして酒飲んで聞く。

僕らはいきなりPAもなにもなしで生音で。やっぱ生音のほうが反応が早いのだ。
1ステージだけの演奏なので躊躇なく全力で、50m走の勢いでマラソンのような演奏。
なんか暑苦しすぎてドン引きされているような気もする。
終わったあとはステファンコを招いてセッション。アコーディオンの音量に合わせてでも疾走感のある感じ。



終演後はここに来ると必ず呑みに行く角の店で打ち上げ。
つまみがいちいちうまい。酒も進む。
宿に戻った後はワタンベと二人で焼酎ボトル、夜が共に明けるまで。
音楽をたくさん聴いて談義して有意義。