BOILERZ@広島koba

何度か2度寝3度寝して起きたら昼だった。
この宿はゆるい、誰も起こしにこない。
身支度をしてチェックアウト。また受付に人はいない。
やっと出てきたら、チェックインですか、とかいう。
アウトです、といったら、あらあ、まだいたんですかあ、と、ゆるい。
おかげでゆっくり寝れた。


表に出て友人が勧めてくれる食堂へ。偶然ワタンベの気に入りと一緒。
海辺にある簡易食堂のような、しみず食堂。
中に入ると地元の人らしい猟師のような人たちがビールや飯。
僕らも思わずビール、地魚のあてとうどん。
煮焼きされた地魚のあてがうれしい。ゆったり過ごして荷物を置かせてもらって少しだけ散歩。
鳩が亀のような格好で炎天下で休んでいる、のを狩ろうとするワタンベ。

早めに出ることにして昼過ぎの電車に乗る。広島までは1時間半だ。
あっという間に到着。地図を頼りに最寄り駅だと思われるところまで市電で、
そこから徒歩で今夜の会場のKOBAへ。
市電に乗るのは楽しい。それにしても今日は暑い。


到着したけど店はまだ空いていなくてそこで待ちぼうけ。
そこに先にやってきたのは今回ブッキングでお世話になった大槻さんだ。
九州の谷本仰さんの友人でここに彼を連れてきた、そして仰さんから紹介された人。
仕事を早引けしてきてくれたようで恐れ入ります。感じのよい話しやすい人。
そのうちこれまた感じのよいやけに明るいマスターのボムさんがやってきて店があく。
中は吹き抜け2階のいかにも音楽好き、というのが感じられるバー。うーん、いい感じ。


時間は早いので散歩に出かける。
すぐそこは広島の中心繁華街だ。

そこここに以前見かけたことを思い出す。広島は結構思い出がある。
アイスを食ったりぶらぶら、気がつくと2時間以上歩き続けでふらふらしてきた。
それにしても飲食店が多い、目星を付けていた飲み屋に入る、海平食堂。
市場の一体化したようなお店は実際に市場と隣接していて、これならば、と思うとさすがに魚がうまい。
我ながら嗅覚に自信を持つ。
この季節ならではのスズキの刺身やあら焼きは絶品。小鰯も最高。思わず日本酒へ。広島は日本酒もうまい。
ほろ酔いで店に戻ると大きくはないものの店内には一杯のお客さん、ありがたい。


昨日に引き続き今日もどかどかの生音で。
この日はお客さんの反応もどかどかん。ノリが良いなあ。
ボムさんがずっと爆笑している。歓声も爆発。
僕は久々にエレキのセットも組んで東京でやっていたようにこれにはtubaは使わない。
テレコとマイクだけで、久々のピッチシフターが活躍してくれた。
2部ではソロもやりさらに二人で炎上沸騰。
なんとアンコールまでやってきて、力を振り絞って16分の17拍子のロック「歪なエイト」を
ふらふらになるまで音も汗も出し切った。
乾杯の酒がうまい。
お客さんはワタンベがドラムを片付けるのを興味深く周りを囲んで見入っている。

しまい終えたらお客さん多数と地元民が認める広島お好み焼き屋でさらに打ちあげ。
久々の広島焼き、うまいわ〜。しかしこんなたくさんお客さん来て打ち上げするのも久々。
とてもいい感じ。
終えたらみんなと再会を誓い、徒歩で大槻さん家へ。
これが荷物持ちにはなかなかきつくて、僕は何とかなったがワタンベが途中やばかった。
なんとか着いたら即寝。