UKIYO+morishige@zebra bar

うつらうつらと起きては寝て。
朝飯には昨日まで煮込んだ鶏と野菜、羊と赤ワインのをあわせて豆の煮込みにした、物凄いコク。
最終的に昼前に起きてモリシゲさんから電話をもらい待ち合わせ。

うろうろと散歩すると今日は祝日か何かのようで市民ホールの前の駐車場でフリマやってた。
市民参加のフリマでガラクタが一杯で楽しい。ポルトガル人の屋台で煙もうもう。
天気も良いし最高の日中。
公園にいるジョヴァンニたちと合流し日向ぼっこ。
欧州人は日が照っているとすぐに服を脱ぐ。
ある程度したら僕は一人家に戻る、ここでトラブル。


しまった、鍵を中に入れっぱなしだ。
ここらは基本的にオートロック。
家主グレッグはフランス、兄弟たちに連絡はつかない。うむむ。


ちょっと待って悩んで隣の家の人に事情を説明。
娘さんが英語喋れてとても助かる。
まずデジカメの写真を見せて友人であることを証明。
裏庭から入れてもらおうとしたらそこに庭はなくて2階のテラスからまずは庭に飛び降りたら
防犯きっちりちゃんと窓を閉めていてアウト。


2階のテラスから届かないくらいの高さにあるトイレの窓が開いている、
脚立を出して登るが届かない。
お隣さんの巨大脚立を借りてようやくトイレの窓の桟に手が届くが
そこから懸垂であがるにはあまりに気の桟がぼろぼろでもろくて幅もないので
恐ろしい、落ちたら、と思うとまあまあの高さだ。


なんとか小さな突起に引っかかり、下からおじさんが突き上げてくれた棒切れに
片足の親指を引っ掛け、身体を持ち上げ、逆立ち状態でトイレに進入することに成功。


ああ、馬鹿なことをした。
隣の人が親切な人たちでよかった、多分モロッコ系の人たちだ。
おかげで無事にライブに向かえる。
しかし、泥棒そのものだった俺。
昔似たような状況でピッキングでドア開けたこともあったっけ。


ともあれ落ち着いて集合し会場へ。
zebraは中心地のバー、以前クラッピーミニバンドのライブをしたことがある。
今日は天気が良いので街に人は溢れ道中にテーブルが並び人で賑わっている。

誰も店の中になんていない。
会場の都合でかなり早めの8時スタート。30分ずれこまして1ロングセット。モリシゲさんゲスト参加。
とにかく外に人が溢れていてうるさい。今日は珍しくPAがあるが音の出所が離れているので環境的に難しい。
UKIYOはダイナミクスの差が激しいのだ。集中するには少し難しい環境。
徐々にミュージシャンの友人たちや音に釣られて店内にやってくるお客もやってくる。
最後のパートで最近知り合ったヤンがサックスで飛び入り参加。ソプラノで繊細な演奏。
気がつけば1時間半以上ぶっ続けでやってた、そんなふうには感じなかった、集中出来てたんだ。

演奏中から猛烈に空腹になっていた、片付けをして店に荷物を置かせてもらってお気に入りのあの店へ。
前回もやってきたベルギー料理のレストラン。
ベルギー料理、というのはなかなか馴染みがないが、古いフレンチで一皿で大満足なボリューム。
肉肉肉である。


なやんだのだが余りの空腹なため「男だったらこれ頼め」的なここの名物ジャンボンなんたらにする。
ロシュフォール10で乾杯、うーん贅沢。
出てきたのは骨付きの豚肉でハムになりかけ、という感じの中は赤みが美しい塩味、
外側にたっぷりとマスタードのソースがかかっている。
他のみんなは兎のクリーク煮込みとか。
このジャンボン、破壊的なボリューム。あんまり腹が減っていないのに頼んだアゴウストは早くもギブアップ。
空腹と根性で乗り切る。うまいけど苦しい。
味見した兎は果物ビールのクリークで甘く煮込まれていて非常においしい。
次はアレを頼む、こないだも頼もうとしてたアレ。書くと悔しいから書かない。
最後にジュネヴァという強い酒を(消化に良いといわれているが?)呷って〆。




ゼブラに戻る途中にモリシゲさんが友人とばったり道で会って立ち話。
ローザスで踊っているダンサーもいる。連絡先を交換して別れ店に戻る。
満腹を押さえるためにまた少し呑み。もうアルコールは入らない、アイスティ。
積み込みして移動積み下ろし、主に満腹感でふらふらでばったり倒れ寝る。