泉邦宏x高岡大祐、後藤篤@浅草銀幕ロック

泉邦宏as 高岡大祐tuba ゲスト:後藤篤tb

●告知文章


鈴木新君とずっとやっていた銀幕ロックで。
ここでもし誰か新君以外とやるのならば、この人しかいない、泉邦宏さん。
追悼ライブとかは柄じゃない。
でも祈る気持ちは止められない。
ここでないどこかで、新君が「君たちは本当に馬鹿だなあ」という声が聞こえるような気がする。
きてくれたら嬉しいです。



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昨日は浅草の銀幕ロックでライブ
ここは3年前から昨年まで鈴木新君とDAコンバータというデュオで出ていた場所。
他にも多彩なゲストを呼んで遊んだっけ。


昨夜は泉邦宏さん、それに遊びに来てくれた後藤篤君。
気心の知れたみんなと楽しい演奏。
動物園みたいだったなあ。
なんか演奏しながら色々なことを思い出してしまった。
いつも彼とずっと二人でここで演奏していたからね。


人がいなくなるということは、もう一緒に音を出すことが出来ないということなんだ。
もう声も聞くことが出来なるということなんだ。どうしようもない。
最後にいつもここで彼とライブの最後に演奏していたナーダムを演奏した。
泉さんの演奏はそれは美しくて(思いっきりテーマ忘れていたけど)
渋さにいたときのあの音や新君の音が自分の中でよみがえり
色々な感情が噴出して煮えたぎった。


自分の感情には逆らわないので、滂沱の涙を流しながら演奏した。
大汗かきなので悟られずにすんだかもしれない。


新は高岡のことが好きだったよなあ、と泉さん。
嬉しくて悲しい。


感傷的だといわれようが僕は何もかも忘れないように演奏し続けて生きたい。
(とても忘れっぽいのだけれども)


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昨年公演した劇団子供鉅人「電気女夢太る」のDVDが発売される。
今手元にあるのだが、その中の挨拶文章に今も感銘を受ける。


(前略)


ひょっこりひょうたん島が大好きで
毎週ビデオにとって
繰り返し見ていた
彼らは歌う 楽しくても
悲しくても歌う
地蔵盆の頃 長い大きな数珠を
子供達で廻して歌った
近くの公園で 肉を焼きながら
太鼓を鳴らし歌う人たちがいた
私も歌う 下手だけれど
歌うのが好きだ
生きることの中から
立ち上がった音楽は
生きている
という物語を思い出させてくれる
時々 私たちはその物語を
忘れてしまうことが
あるようだから


益山貴司