BOILERZ@御器所なんや

daysuke2009-01-24

BOILERZ:高岡大祐tuba ワタンベds


昼間はワタンベと大須のあたりをぶらぶら。
前から入ってみたかったブラジル屋台料理屋の鶏丸焼きを頼む。
これを食うなら相棒はこいつしかいない!
案の定ぺろっと食べれた、うまかった。


楽器屋探索とかするけど収穫はなく、軽く一杯飲み屋を探してもなかなか見つからない。
一軒だけ気になる店を見つけてどうするか悩んだ末に入る。
いやあ実に名古屋らしい(かどうかわからないけど)お店でした。
常連でない僕らはきれいに無視してもらえた。安かったけど、二度と行かない。


二日目は御器所のなんや。
昨日ライブ後に楽器だけ置きに行っていたので助かった。
ここはみんなが笑顔で迎えてくれる。
きっと楽しみにして待ってくれていると思うだけで気合が入る。


構成は昨日と同じで打ち合わせもしなかった。
演奏は企みを超えてはるかに。
二人だけで演奏やっているお祭りのようだった。
よく吹いて叩いて歌って踊った、そして笑った。
自分たちの手や口の限界を無視してより強く大きく速く。
相棒の演奏は僕を笑わせてくれる。
気勢や声をかけてくれる、リアクションのあるお客さんは正しい。
それなしで即興演奏なんかしててもお互いつまんないもんね。
この日はどんどん、幸せな時間でした。
御器所なんやはありがたい場所です。
ぷよさんいつもありがとう。


+++


今回その相棒ワタンベがぱっと僕に言った事でドキッとさせられえたことがある。
会話の中で信じられないくらいうかつであほな聞き間違いをしたワタンベに
「アホか」といったら
すかさず彼は言った。
「俺は自由や」
いまだに思い出すだけで感動する。


感じ方はその人の自由だ、たとえ事実はどうあろうと周囲全員が否定しようと
伝えようと思ったことが伝わらなくても。
なんの気負いもなく、飯を食うかのように
「俺は自由や」といえる。
俺はこう感じた!
こんなに素晴らしいことはなかなかない。


しかもワタンベは最近オンオフが激しい。
ひとたび叩けば目は見開かれどこまでもいくが
ドラムの前にいないときにほとんどスイッチ切れている。
どんな疲れていても太鼓があると動き出す、それも力強く。


俺らまだまだいけるな。
楽しみや。


+++


終演後の宴会は泊まり先でいやそれはもうひどいもので
和室の部屋の中で火鉢で炭を熾していわしの丸干しをあぶったら
一歩先も見えないほどのもうもうの煙。
宴会どころではない、泣くもの、息を吸うために床に伏せるもの。
その状態で朝5時まで飲み続け食い続けた。