BOILERZ@春日井CAWA

BOILERZ:高岡大祐tuba、笛 ワタンベds


昼に待ち合わせて近鉄で名古屋へ。
株主優待券を買うと1500円で名古屋にいけるのは嬉しい。


迎えに来てくれたCAWA宮部社長は新車で登場。
運んでもらいお店に入るなりセッティング。
ワタンベのドラムセットはさらにコンパクトになっている。
もはやスタンド類はほとんどない、太鼓から色々生えている。
いつもスタッフで働いてくれているまみちゃんは今日はお客さんだ。
久しぶりに満席状態のお客さん。


こないだのリハで考えていたことをノートに書いて構成して
流れを決める、それ自体をリハはしない。
ロッコの大衆音楽のリズムは河内音頭と似たところがあるのを見抜いたのはワタンベ。
シンクオブワンの曲をモチーフにシャアビのアクセントによる曲で開始。
そのまま16部の四拍子へ移行して最後に最初に戻る。


2部ではtuba笛吹いてそこから以前ボリショイズで試していた「いびつな8」に突入。
これは4分の4拍子に16部音符ひとつ足りない小節が2小節おきにやってくる、
そこでがくっとこけるリズムを会得するとその流れでグルーブが出来る。
久々にしかもノーリハでやったのにこれはとてもうまくいった。
続いてインド的高速リズム即興、リハの音量と違うこの大音量で高速で動くのは非常にきつい。
しかしこのスピードで考えて感じて動くのは非常に楽しいことだ。
最後にそのスピード感のままに4beatのシンバルレガートでブロークンなジャズに突入して〆。


音量と響きの問題で試していたこととはまた違ったことになったけど楽しかった。
いままでやっていなかったやり方でのボイラーズ。これからが楽しみだ。
しっかしこのお店は調理の熱気や演奏の熱気が室内から逃げない構造になっているのか
ものすごい熱さだった。こんなに汗かくことないくらいかいた。


こんなに激しくダイナミクスのある音楽をやっていてお客さんがじっとしているのが奇妙だ。
思うに吹奏楽、クラシックをやっている人はなんとなくすぐわかる、
まるで仏像を前にして演奏しているようだ。
興味があるのは楽器や奏法の事ばかりで、音楽のことに何も興味を持たない。
すごく消耗する。
もちろんこちらもそんな人たちに興味を持つことはない。
僕は音楽を好きな人たちのために演奏する。
「特定の」音楽ではなく、広く音楽が好き、という人のために。
それがなかなかいない、こんなにipodとか持ってる人が多いのに、
この国はなかなか変わっている。


なんにせよ、ボイラーズ楽しい。明日もきっと。