大阪浮浪/対話の可能性

daysuke2009-01-19

夕方前にpcを閉じて外に出かけた。
どこに行く当てもない。
まずはお茶を買いに行く、カモミールティーと菩提樹とミントのティー
これで来月くらいまでおいしいお茶が飲める。
茶飲み友達があまりいないのが残念だ。


久しぶりにカフェコロンビアへ。
ここでは何度かライブをやらせてもらった。
地下室は極上の巨大オーディオがあって最高の音でジプシージャズが聞ける。
降りる階段に書いてあるとおり、地下室はジャズ喫茶で音楽をゆっくり楽しめる。
砂漠の女ディリーの冒険に唾を飲みながら良い音を浴びる、至福の時間。
ここは禁煙で会話もなくこの贅沢な時間を独り占めした。


タムタムカンパニー/プランテーションにいき皆さんに挨拶。
偶然グナワがかかっていた、次にはテープでしかない貴重なモロッコのシャアビ。
シャアビはマグレブ(北西アフリカ)大衆音楽全般を指す(諸説あり)。
どんな大衆音楽にも伝統音楽のリズムやメロディー、エッセンスがちりばめられている。
これもシャアビ、好きだなあ。

これは僕がマラケシュで突然出くわした夜中の結婚式の行列。
この音楽は何?と聞いたら、これもシャアビ、といわれた。

これはthink of oneの最新アルバムcamping shaabiの紹介ビデオ。
短い時間にいろんなエッセンスがちりばめられている。わくわくする。

横沢さんと安居酒屋で音楽談義。
僕の音楽をもっとも長く見てきている人。
いつもこの人の励ましは大きな力と支えだ。
即興演奏していても、僕らはシャアビ、大衆音楽の感覚があると思う。


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あちこちに飛んだ話の中で、いまのレコード販売/楽器販売業界のこと。
未曾有の不況の影響はここを直撃しているらしい。
みんなが不況の話をしているけど、このとき始めて実感した。


小さな楽器店はもう何も売れないらしい。
大手のあの有名な楽器店も売り場を縮小する予定、
一番大きいあの楽器店は新規の客はもはやなくリピーターに頼るしかない。
卸売業者はついに注文の来ない日がやってきた。
レコード屋に至っては、「え、CD買うんですか?」(これ本当に言ってた)って言うように。


つい昨日直前にmixiラジオというのをはじめて聞いた。
ワールド、というチャンネルがあることを知ったからだ。
これ誰のだろうと思うと、広告があまりにうっとおしい。
たまにいままで聞いていなかった名作をきけてなかなか良いときもある、とか思った。
しかし、こんなんしてたらほんとにレコード/CD誰も買わなくなるよな。
いかん、いかんような気がする。根拠はないけど。
飲み代ためてレコードを買おう。
いや、酒も飲むけど。


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帰り際にふらりと立ち寄った先でわれらが劇団員とたまたま出会いふらり飲み。
さしで飲んだことなんかない若者相手に二人でずっぽし飲むのは珍しいけど面白い。
対話は娯楽であり快楽だ。
思わず盛り上がり深夜まで。


今日はベルギー勢の4月来日組の正式日程が決定。
綱を放たれた猟犬のようにブッキングに食いつく。
ブラックライトオーケストラとクーズのイラニアンフレンチコネクション、超豪華。
ライブお申し込み承ります。


2月9日に投げ銭でも何でもいいからドラムの出せる場所で
九州からやってくる谷本仰さんのライブできる場所、いまだに探し中。
これも情報お待ちしています。


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あーライブがないぜ、つまらんなあ。
pc閉じて練習して、今日もどこかに出かけよう。
対話の可能性を探しに行こう。


写真は南フランス滞在中の友人たち、クーズとヤニック。
あーはやくあいたい。