back to normal work shop@maison de la creation

朝起きて昨日同様ジョヴァンニのブッキングに関してずっと作業を続ける。
メールを出しまくって過去の自分の記録を見てよさそうな場所と人に声をかける。
釣りと同じでかなり気長に行かないといけないが、釣りと同様で短気でないと勤まらない。
夜まで忙殺されて他には何もできなかった。


夜10時からワークショップ、前に同じくワークショップやった
back 2 normalというアマチュア即興オーケストラの要請で。
ここのリーダーのミカエルは本当によく誘ってくれる。
イデアはどうかと思うことも多いが、いいやつだ。


前回に比べて人間がかなり増えていた。
知らない人もいると思うので自己紹介、ソロ演奏。
ワークショップで1時間しゃべる程度の英語力はあるが、細部まで届いているか心配。
前回同様「開かれた耳」を持つことと演奏中にそれを意識することにトライ。
20人編成で極小音量即興は非常によい音をしていた。
週末にライブを控える彼らによい経験になった、とミカエル。


終わって昨日のライブでドラムを叩いてくれてた韓国人のクリスと会話。
彼、イランのトンバックも叩けるらしい、来年は共演しようとのこと。
いろいろと四方山話。


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そろそろ帰るかって時間は12時過ぎてる。
去年と同じ女性陣が車で送ってくれた。
つたない英語とフランス語で楽しい時間。
来年もまた会いましょう、と別れを告げる。


この時間に飲みの誘い。
エリックから聞いて坂を上ると前から気になっていたスペイン居酒屋。
入る前からエキサイティングなの音がする。
悪魔の眉毛を持つギタリスト・バンジャマン(ベン)、長身サックスのフレッド、
初対面のはげ頭ヴァイオリンのニコライ、刺青だらけのボンゴ奏者。
うねうねと動く、これはトルコの音楽だ。
アラブの中でももっともヨーロッパよりの。
うおー、楽しい。
ひとつの大きなテーブルをみんなで囲んで演奏しているもの飲むもの笑うもの。
早速特級ビールのロシュフォールを頼んで乾杯。


しっかしまあなんといい音楽だ。
他のお客もことのほか楽しんでいる、バーテンの姉ちゃんも一緒に歌う。
店主のじいさまは喜んで、テーブルに座る皆に1杯おごってくれた。
ねえdaysuke、演奏してよ、とみんなが言う。
もうたまらず走って楽器を取りに帰って参加する。
ああ、気持ちよい、楽しい。
僕にしては小さな音量で、歌手のように歌い吹く。
みんなの喜びが、テーブルを囲んで踊っている。


この後もふらふらになるまで飲んだ。
今度はゲンズブールとフレンチポップに変わって、みんなで大合唱。
僕は歌えないので、ずっと飲んで踊ってた。


しかしそろそろギブアップで帰ることに。
演奏はまだまだ続いている。
ありがとうありがとうメルシー。
店を背にすると音が遠ざかっていく。
この気持ち、ものすごくいい。

ベッドに倒れたのは3時半くらいだった。