friends session@la compilothèque

ブリュッセルでライブ、昨年ボリショイズでやったコンピロテクー。
昨年は滞在中にKiiiiiiiiiとかもきててみにいったなあ。


昼間はまた京都ズを案内。
月曜マルシェの飛び切りおいしいお菓子屋さんでガトーショコラに卒倒する二人。


確か半月以内のブッキングで告知もかなりしてない。
うちのマイスペースでは1週間前に告知書いたくらい。
ガキさんと亀ちゃんも参加。


嬉しかったのは、決まっていたバンドのメンバー以上が遊びに来てくれた。
まずはドラムに親友ヤニック、ギターのクレモンは昨年からたくさんやってる。
ヤニックのいとこでオウドのクーズは先月関西で共演したばかり。
そこにモロッコをともに旅した心の友グレッグ、お世話になっている家主エリックとは
毎夜生きることを話し込んでいる友、無口なナイスガイでいつも魂込めてサックス吹く
マルティもきてくれた。


組み合わせを決めて即興演奏。
みんな気心の知れた友達、腕前も超ナイス。
心の通ったインプロヴァイズド・オ−ケストラ。

 
そしてお客さん、こんな短い告知で、しかも少しだけ不便な場所にあるというのに
おせおせ立ち見満員のお客さん。
熱心に聴いてくれた、それに応えるこちらにも熱が入る。
外は運河沿いでとても寒いが、大汗かいて全身で演奏した。


終わったあとのみんなの顔が、本当にとてもよかった。
血の通う、よい友達たちとの熱い交流。
こんだけ人数多いんだ、ギャラなんてねえな、酒も自腹だろう、と思ってたら
店は相変わらず太っ腹で、全員に腹いっぱい飯を食わせてくれて、
しこたま飲ませてくれた。
挙句にギャラ、ベルギー勢は誰一人、笑顔を見せるだけで、受け取らなかった。
昨年10数名で来ベルギーして行った日本橋大ツアーのときのベルギーメンバーは
ひと月以上もギャラを受け取らなかったのだ。
僕らは国から補償されているから大丈夫、と。
しかしそのために自宅を引き払い家なしになったものもいた。
そんなでも、あまり渡せなくてすまない、大丈夫かい?と何度言われたか。


かたちや金は、本当に問題ではない。
そうじゃない大事なもんだけあったら、生きてける。


申し訳ない気持ちもするが、そんな顔は出来ない。
ありったけの知る言葉でありがとうをたくさん言うだけだ。
大好きな友達と、楽しい演奏を良い場所で、たくさんの知らないお客さんに喜んでもらえ
何も気兼ねすることなく、じぶんたちの音楽でコンサートが出来る。


やはり、ここにきてよかったと思う
ガキさんと亀ちゃんの夢見るような顔は、昨年の僕だ。


見に来たミュージシャンからもお客からもライブのオファーが来る。
またしても予定がどんどん埋まっていく。
ありがたいです。