オードレーの家でホームコンサート/ニコとホームレコーディング。

daysuke2008-10-28

昨日はお昼はニコのところにいってホームレコーディング。
彼が新しく作っている作品のサポート、エリックのアコーディオンと。

ニコのアイデンティティであるカタルーニャの言葉、カタラン語の歌もの。
ちょっと変なサイズのポップス、簡単なのによくミスる。
最後にイントロをtubaソロでつけて、というので何も考えずに吹く。
なんかカタランっぽいよ、ってニコに言われた。


夜はホームコンサート。
こないだボロカスいってしまったオードレーのうちで。
最初はどことなく無理に低姿勢な彼女だが、普通にしようね。

家に入ってくる全員が挨拶のキスを交わす、非常によいかんじの身内のり。
こんな親密なコンサートもなかなかない。



最初にオードレーの彼氏のコントラバスとピアニストのデュオ。

彼氏ルイ、かなり入り込んでる、ちょっと惜しいけどなかなかよい。
ピアニストは違うんだけどなんかいいかんじジャズをかんじさせる。


次に提案してdaysukeソロ。
紹介代わりに10分程度。
なんか親密でありすぎて、こわいよ。
お客との距離も、ちょっと日本のライブハウスみたい。
じっと見られすぎてちょっと引いたが演奏し終えるとでっかい拍手。
ありがとう。


そのあとは最初のデュオにドラマーとオードレーと僕が入ったメインのセッション。
こないだとはメンバーが違うもんね、いい感じでした。
特に逡巡したり何かしようとせずに自然でいれた。
(ルイはまたしても入り込んでて音が残ったりしてそれがまた面白い)


途中ベルが鳴り、そのタイミングが面白かったので(3回)笑いながら演奏していたら
こちらは笑い事ではない、近隣の苦情だった。
ああ、さすがにこの地でもフルパワーのドラムセットにこれだけの人数が
思いっきり演奏したら、苦情も来るよね、夜11時くらいだし。
それ以前に防音ゼロの普通のアパートだし。


音量を少しソフトにして継続し、フィニッシュ。
終演後はみんながお勧めの音源かけてくれたりしてキッチンでご機嫌に踊る。
(byフリージャズとかインプロとかで)
こちらに来ると僕は音楽知識が滅茶苦茶ない無知な人になるので、
人が教えてくれる音楽がなに聞いても楽しい。
これもこちらに来る楽しみにひとつなんだな。


終わってからも間に合わなくてごめん、といろいろな友人たちがやってきてくれて
ワインで乾杯。
グレッグはオードレーのソプラノを借りて吹き始め、みんなソフトな音量だけど演奏再開。
パクヤンもピアノで参加。
これがなんだかとてもジャズだったんだけど、とてもとてもおもしろかった。

借用感はない。リラックスして自然と好きなことやってるかんじ。
勿論全部フリーだけど。
イラストレーターの友人がドラムに据わったと思ったら、かなり達者。
こういうの、滅茶苦茶だけだと全然よくならないから、すぐわかる。


パレットに普通の原色を何も考えずに置いていくような、
そんな感じの楽しいセッションだった。


友人たちが三々五々帰り始め、僕もお暇。
一人オレンジ色の街頭の冬の空を歩くのが気持ちよかった。