オフ、外食、友人たちとの時間

daysuke2008-10-27

昼の12時台。
ここの住人たちはほとんど寝てる。
昨夜遅くにこの巨大な家の不用品を集めて今朝早くに市の回収係に出したとのこと。
それが朝6時起床で、大変だったみたい。
1階のリビングとかなりのスペースを埋めた不用品、多分お宝満載なんだろうけど
昨日は疲れ果てていたので、断念して早寝した。


今日はオフ。
でも朝から電話が鳴る。
友人のオクサマ(主婦って書いたら怒られた)みくさんと近所のスーパーへ。
なんか大きくて品揃えよくて、おとくらしいんざますよ。


朝はサンドイッチと紅茶、野菜に込みの仕込をしながらいまpc作業中。
いつも書くけどこちらのキャベツには感動する。
全体重かけないと切れないくらい、中身が詰まってりる。
まるでひとつの固体のように葉と葉の間に隙間がない。

日本だと下手すりゃ一日1個食べちゃうキャベツ、こちらだと何日もかかる。
そしてとんでもなく巨大なのもある、もつのいやになるくらい重い。


こんなふうになってみたいね。中身詰まって重くて、甘くておいしい。
味わいが深くて、おなかもいっぱい。
しかも、安い(これ重要)


夜はこないだ日本に来てたクーズが、いろいろと面白いコンサートを企画してくれそうで
ミーティング。


昨年の日記にもあるけど僕の今いるブリュッセルのサンジールは下町なのかな、
古着屋が無茶苦茶たくさんある。
大体アラブ系の人がやってたりリサイクル屋だったり。
新品は買おうとは思わないけど、古着、それもセールはめちゃ安い。


今回荷物が少ないので、足りない服は買うつもりできていた。
前回ハイクラスなものをたくさん売っていてごひいきだったところは
新品のおしゃれ店になっていて、残念ながらスルー。


ほかのお店にはいると、おおこれはなかなかよい。
こちらにくると古着は僕サイズが一番多いんじゃないか。
サイズなんでも合って天国。


なんでも5ユーロのところで前からほしかったちゃらちゃらしたリーバイスのズボン発見。
うわ、アウトレットで新品だこれ、どうしようかな、と思ったら
made in tunisia
これで決めた、まあアホみたいに安いし。
もうひとつ中古のリーバイスズボンはmade in turkey。
こんなのみたことないよ。

上着も必ずタバコで臭くなって毎日は着れなくなるので物色すると
どんぴしゃサイズが安売り。10ユーロ。
こっちでよくみんなが来ているモーターサイクル服で便利そうだ。
インナーにもなるし、ゲット。

ああ、安い。
でもこちらでは結構いい値段のほうかも。
これで店にはあまり入らないようにしよう。
きりがないくらい安いので。
革靴1ユーロとか、あるもんなあ。
と中間報告。


あとはスーパーで買えたチコリ山ほどとかパルミジャーノレッジャーノごそっと、
ボルドーの赤ワイン、有機小麦のパン最高。
日本より格安のこれらで当分安くておいしい食事生活がおくれます。


月曜は家の近くの駐車場がマーケットになる日。



忘れられないあのガトーショコラ売ってる屋台も健在。
チョコはさっき食ったので洋ナシとチョコ(またかい)の入ったシューパイを買い食い。
ごっついうまい、ごっついうまい(2回言った)。

これで160円くらいですか・・・。


家に帰ってくるとこんなかんじ。

1階のダイニングは人が歓談する場所で、ここのいるといろいろな人がやってきて会える。
ドアのブザーが鳴るたびにそこを開けると誰かがやってきている。
Les istのドラマー、マルタン(発音難しい、マグタンとマクタンのあいだみたいなやつ)と
元メンバーでかなり奇人っぽいラッパ吹きJOがきた。
この二人の取り合わせは時空がゆがむ・・・。
JOは中尾勘二さんにどことなく似ている
さすがアル中気味、酒瓶持参で振舞ってくれた。


そのあとヤニックといとこでオウド弾きこないだ来日して共演したクーズに
エリックとかと外食。
賄以外では、初めての外食だ。


こないだまで食材屋さんだった店がイタリア料理店に変身してた。
従業員は一緒みたい。
直送の食材がちょっといい値段で買い物できなかったイタリアンだ。


シェアする?ときくと、基本的にベルジャンは一人一皿で取り分けないんだっけ。
日本人ならではらしい。
でもみんな日本に来たことあるメンバーでなんだかんだ言って取り分けてくれた。
僕のメインはシャンピニオンゴルゴンゾーラとアスパラのピッツァ。
アスパラは思いっきり季節外れだが濃いチーズときのこが食いたかった。
やっぱすげえボリューム。食いきれるか、のぎりぎり。
とりわけでもらったタリアテッレ、生ハムクリーム、すごいうまい。
やっぱこう、健康のこととか考えてません、うまいのが一番です!
な思い切りのよい料理法がいいなあ。


ヨーロッパで食った数々のまずいパスタを思い出してしまった。
スイス、ドイツ、あとここベルギーでもあったなあ。
ソフト麺タイプ。あれはもういいや。


ここはうまい。
またこよう。


++++


楽しい夕食の後は、飲酒番長のティエリから「1杯飲みに行こうよ」という。
あんたのその「1杯」ってどんだけ?
昨年思い知らされたのだった。


よく行くのだが、家から一番近い狭いバー、400種類のベルギービールがある。
店主はさすがに僕のことも覚えていて、いつものようにお勧めをもらう。
グルデンベルグ、昨年も飲んだなあ。
ティエリの友人のフランス人ジプシーギタリストとかまたしても友人たちがどかどかと
集まってきて、パーティー状態に。
フランス語はびたいちわからないし、僕の英語は正直言ってさっぱりダメ、全然あかん。
でもまあ言いたいことは言えるし、わからないことはどうでもよさそうなことは
聞き流して、大事そうなところは聞きなおす。
相変わらずRとLの発音の違いが悪い。
中国韓国系の人で「ば」とか「ぶ」とか濁点言えない人の日本語と同じくらい間抜けだと思う。


しかしこの国での娯楽は「おしゃべり」だ。
言葉がダメ、ってのを差し引いてもこの国では僕はおしゃべりじゃないほうだ。
でもおっもしろいよ、娯楽がこれって。
テレビなんて見てる暇ないもんね。
ニュースはいつも友人の会話の中にある。


しかしこいつら白人種はやたらに寒さに強くないか?
表で飲んで眠くなるのはやばい、もう5度くらいなんじゃないの外気温。
いろいろ話して面白いし、昨年の常連客とかもいるけどソロソロ限界。
たまにはライブのない日で早寝もよい。
一人で帰る旨伝えて(この辺は個人主義の国はらくだ)歩いて1分の家へ。


英気を養って、明日は妊娠七ヶ月オードレーのホームコンサートです。
その前に昼からニコに誘われて彼の作曲作品のホームレコーディングもあるんだっけ。