和音家@名古屋和家

daysuke2008-04-23

BOILERZ(高岡大祐tuba+ワタンベds)Ett(西本さゆり/渓)ヨシタケEXPE


朝起きると美しいギターの調べで目が覚める。
階下で渓さんがクラシックギター練習中だ。

自宅で全開で練習が出来るのがうらやましい。


ワタンベは午前中近所の工事の音でも目が覚めないので寝たまま。
そのまま音を聞きながらいさせてもらう。
腹をすかせたワタンベが降りてきたところで食事。
渓さんの飯はうまいぞ、といろいろな人から聞かされていた。
玄米のご飯、野菜の炊いたん、豆や漬物など。
味ついてないよ、というが、僕には本当にちょうど良い味。
うまくてうまくてお代わりもした。


夕方前に家を出て喫茶店に立ち寄り少し時間潰して皆で銭湯へ。
普段一人では行かないものだが、気のあう仲間と行く銭湯は格別に良い。
疲れも前夜の酒も抜けていく。


銭湯上がりで会場である和家(なごやか)へ。
店主けいご君とご挨拶。
2月にワタンベとふらっと立ち寄って食べに来た。
ワタンベは食べてる間中「うまいなあ」しか言わなくなってた。
ここの飯はほんまうまい、農家の食卓。
有機野菜とか使ってるけどいばってないし、普通に最高にうまい。
またここで演奏できるのは嬉しい。


ちょっとしたらヨシタケ君がやってきた。
初対面、音とルックスは知っている。
挨拶して搬入、凄い数のエフェクターだ。
ボードで4つ、それにはみ出る量。

掛け軸かける場所にセッティング、これだけで壮観。


先に食事を頂くことにした。
プレートになっている、いただきます。
うまい、ほんまうまい。たまりません。
何ぼでも食いたくなる、一つ一つのおかずの味が染みる。
こんなうまいもん食えて演奏できて嬉しい。


お客さんも入ってきたところで開始。
最初はEtt。

さゆりさんも渓さんも生だ。
ギターが流れ歌声が届くと空気が変わる。
ワタンベはこれが生Ett初体験、いきなり引き込まれてる。
新曲だという数え歌、センチメンタルな気持ちになるのは良くないと分かっていながらも
崩れ落ちる。ああ、やだやだ、人の心を突く作詞家・渓。
抗し切れない、穏やかな力。
最後の2曲にボイラーズ参加。
なんかこの二人にわれらが加わる絵面だけでもおかしい。
鍵盤ハーモニカ忘れたさゆりさんの代わりの演奏をtubaでやるのもおかしい。
楽しいなあ、一緒に演奏するの。


次はボイラーズの番だ。
漲る力を解放する。
この会場も昨日同様に音が伝わりやすい。
ということは自分の出した音からダイレクトに反応が返ってくるという事で
演奏のアイデアにも反映される。
演奏しやすいのだ。
後半でさゆり嬢をお呼び出し。
最初はパンクボイスでも出してもらおうかと思っていたのだが
やめて自作曲を一緒に演奏することにした。
気を使われているのか、慎重な出だし。
引き出すために自分も声を出していく。
生声が我らの暑苦しい音の隙間に染み渡る。


続いて渓さんを呼んで演奏。
ヨシタケ君のギターを借りる。
数十のエフェクターを経由せずにアンプにダイレクトに。
ギター本体自体の使い方が分からないので持ち主に聞いてから。
昨日とは違い音量の制約がない、だからといってこちらがいい、ということではない。
演奏の質が変わる、ぐねぐねと渦が盛り高く激しく。


最後はヨシタケ君の演奏。
スペースギター、といわれる彼の演奏を生で聴くのは初めて。
凄い数のエフェクターを通しているけどノイズもなく特徴的なキラキラサウンド
凄いコントロール力だ。
もう何か考えて聞くとかはやめて、ただただ音に没入するように飛び込む。
気持ちよかった。


終演後はいつものように乾杯。
ああ楽しい。
タクシーに乗ってヨシタケ君の車の先導で渓さん邸へ。
今日は酔いも心地よく疲れもあったので一人早めに就寝することにした。
階下から流れてくる謎の音楽が心地よい。