クラッピー来阪

daysuke2008-04-01

今日はタダの移動日。
特に予定は考えていない。


お世話になったカフェは午前中から仕込があるというのでそれにあわせて起きる。
みなはまだごろごろしてる。
とりあえずやることは山ほどある自分はどうもいかない。
いつも一番遅くまで起きて一番早く起きる、昔のお母さんのようだ。


お店の人が来たので挨拶。
皆三々五々おきてきたのでコーヒーを頂く。
少しずつ今日の予定を考える、まずは昼飯。
パクヤンは菜食の癖に寿司屋に行きたいなどという、
こないだ下調べでカイテン寿司屋に行ったら50以上あるメニューの中から彼女が食べれるのは
たった3つだった。
卵に出汁が入っている、というと、そんなはずはない、という。
あのね。


まあ少し考えるのは楽しいのでいろいろネットで調べるがいいのが見当たらない。
そうこうしているうちにお昼時が近づき、世話になっているカフェもランチタイム。
激しくおいしそうなので、もうここにしようよ、という。
キッチンに相談してベジタリアン用のパスタをお願いする。


いち早く出てきたパスタをネットしっぱなしのパクヤンはほったらかし。
早く食べなよ、というと皆と同じタイミングで食べる、という。
干渉はしない、でも食べ物の美味しい時間を逃してしまうような人に食事を気遣う気はサラサラない。
いまいち食事に関する感謝の念が欠けてるように思ってしまうんだよな。


頂いたランチはほんまにうまくて、ご飯も五穀米かな、おかわり。
美味しいご飯、感謝してゆっくり頂く。
どうもこの旅では男性陣の方が食事が女性的だ。
おいしかった、おご馳走様。


のんびりチャイでも呑んで、お礼を述べて出発。
皆で近鉄特急でゴー。


あっという間にホームタウンに着いた。
すこし気分がくつろぐ。
そのまま泊まり先であるポコペンへ。
街の紹介をしながら歩く。


ここポコペンはベルギーと僕らの交流の場だ。
皆が泊まりに来る。遊ぶ。
マー君が再会を喜んでくれた。
いま劇団子供鉅人は月末の会話劇の稽古で忙しい。
皆がやってきて喜び合う。
あのベルギーの感じ。


ちょいと落ち着いたら近所散策。
空堀商店街をそぞろ歩き、和菓子屋で季節の桜餅かって皆に配る。
ウェルカムスイーツです。
次にいってイチゴ大福をご馳走しようと思ったら、今度は奢り返された。
金もないくせにまったく振舞うのが好きな人たちだ。
安いスーパー玉出は必須案内、24時間のパチンコ店みたいなド派手。
さらに必須の銭湯も案内。そのまま中へ向かう奴ら。
僕はやることまだまだあるのでとりあえずポコペンに戻り軽く打ち合わせたり。


風呂上りでふわーっとなった彼らを連れて再び商店街へ。
たこ焼きに興味津々なんだがパクヤンが食えない、店主に
「4つだけ、タコぬいてもらえませんやろか」いうたらやんわりと
「帰れ」といわれた、2軒続けて。
そらそうやわなあ、すんまへん。
お気に入りのお好み焼き屋にいき、ここでも大将に無理言うて焼きそば大肉抜き。
このへんでさすがに自分もちょっと腹が立ってきた。
店に人はこれでうまい思って出してるのに無理いわなあかんのは、飽きた。
楽しそうに皆食ってる中で一人好き嫌いで食えんゆうのも窮屈や。
あんたポリシーでやってるのかなんかしらんけど、これだけは言っておく、
日本では食べ物を選ぶゆうのは悪徳とされてるねん、
残したらバチが当たる、もったいないお化けが出る。
出されたもんに感謝せん奴はワシも嫌いや。
言うてもあんたはそのポリシーでいくやろうしやめいとは言わん、
しかし食べ物全部に心から感謝して頂く俺の気持ちも知っててくれ。
植物も動物もみんな命や、それを頂きますゆうて、わしら食うねん。
動物入ってるからって、食べ物をそんな目でみんといて欲しい、と。


言うのもいややったけどとりあえず気持ちは溜めんといっておいてよかったと思う。
加えて彼らは欧州人だ、こういうのは日本では口論や喧嘩とされて、
すぐにまあまあまあまあ、そういわんと、ワシの顔立てて、とか
わけの分からんこというおっさんがよう出て来よるが
徹底的に話し合い、イェスとノーをはっきりとさせ、声荒げるような言いあいがあっても
そんなことで人間関係を切ったり変えたりしないところは、素晴らしいと思う。
ええ飯会やった。


この後はさらに秘蔵のバーへご招待。
彼らが大好きなジントニックが一番美味しいお店。
遅くまでやっぱり語り合って、一緒にいるのは本当に楽しい。
そして久々に家へ。準備に追われるがなんとか少しは寝る。